城ノ内小学校(2018年9月28日)

・稲かり通じ、地場産業学ぶ友だちと協力し合う大切さも

龍ケ崎市立城ノ内小学校の5年生約90人が5日(水)、近くの「横田農場」の田んぼで稲(いね)かりに挑戦(ちょうせん)した。同市で盛んな米作りや地場産業について学ぶことがねらいだ。子どもたちは手に持ったかまで5月に植えた稲をかり、束ねて日干しする昔ながらの農作業に汗(あせ)を流し、友だち同士で協力する大切さも実感した。

 

・米作りの体験通じて「本物」にふれる

地域の人とかかわりながら、「本物」にふれる体験を大切にしている同小では、例年、地元農家で保護者でもある横田修一さんの協力を得て、5年生の社会と「総合的な学習の時間」の一環(いっかん)として、田植えや稲かりなどの米作り体験を行っている。同小は市内で最も新しい学校。ニュータウンに住む核(かく)家族の子どもが多く、どろにふれるのが初めての子もいる。「生活体験を増やすきっかけになれば」と、教頭は言う。

 

・汗だくになっての稲かり昔の農作業の苦労実感

当日は台風一過の暑さの中、子どもたちは一反(約1000平方㍍)の田に一列になって入り、横田さんの指導でかまを使い、汗だくになって5月に植え、大きく育った黄金色の稲をかり取った。そして竹で作った「おだ」にかけ、天日に干した。稲かりが初めての子どもたちにとっては、何もかもが苦労の連続。だが、ぬかるんでいるどろに足を取られているととなりの子が手を貸してくれたり、稲わらを束にすると結んでくれる子が現れたり、自然に友だち同士、協力し合って作業を進めることができた。午前9時から1時間半かかってようやく終わった稲かり体験。横田さんから、機械で行えば15分で終わることを聞いた子どもたちは「手作業は大変。昔の人は苦労したんだ」「だから機械が発達したんだ」と、昔の農作業の大変さや、稲を育てる苦労に思いをはせた。

 

・宿泊学習に体験生かして

収穫(しゅうかく)したお米は家庭科の調理実習で、なべで炊(た)いてみんなで味わう予定だ。大髙教頭は「稲かり体験はいろんな教科を横断して学習に結びついている」と意義を語り、「このような本物にふれる体験を通して、地域のキャリアモデルからたくさんのことを学んでほしい」と力をこめた。5年生は10月に県立白浜少年自然の家で、小中一貫(いっかん)教育の一環(いっかん)として初めて八原小と合同で1泊(ぱく)2日の宿泊学習を行い、野外炊飯(すいはん)などにいっしょに取り組む予定だ。稲かり体験で得た学びをもとに、子どもたちが初めて顔を合わせる友だちと協力し、自発的に考え、生き生きとした体験をさらに重ねていくことを先生たちは期待している。(2018年9月28日号掲載)