龍ケ崎市立松葉小学校(2018年4月27日)

・「得意」を披露し、表現力を養い自己有用感を高める

龍ケ崎市立松葉小学校では、表現力を養い、自己有用感を高められるよう、得意なことをみんなの前で発表する特技発表会を行っている。学期に2回程度、ロング昼休みの時間を使い、毎回4~5組が自分の特技を全校児童の前で披露(ひろう)し、見ている子どもたちも大いに盛り上がる。

・みんな楽しみにしている特技発表会

ふだん友達や先生に見せる機会のない自分の特技を披露する特技発表会。ステージの上で発表するのはオーディションで選ばれた子どもたちで、歌やダンス、ピアノ、日本舞踊(ぶよう)、けん玉、空手、なわとび、一輪車など内容はさまざま。昨年は将棋(しょうぎ)の対局をスクリーンに映し、みんなが見守る場面もあった。

参加を希望する子はエントリーシートに記入し、企画(きかく)委員や先生たちがオーディションをして発表者を決める。選ばれると子どもたちは、休み時間や昼休みに一生けん命練習を重ねる。そして本番では、グループで衣装を合わせてステージの上で元気におどったり、けん玉や一輪車などで難しい技に挑戦(ちょうせん)したりする姿に、観ている子どもたちから歓声(かんせい)が上がる。時には先生たちがセッションをすることもあり、会を運営する企画委員も盛り上げ、全校児童で楽しいひと時を過ごす。保護者や地域の人にも公開しており、保護者はもちろん、学校生活のさまざまな場面で子どもたちに接している学校ボランティアやサポーターの人たちもとても楽しみにしているイベントだ。一人でも多くの子が発表できるよう、先生たちは子どもたちの得意なことを見つけて「すごいね、出てみれば」と声をかけるようにして、学校目標である「自己有用感を味わえる松葉っ子の育成」に取り組んでいる。

・表現力豊かに工夫をこらした発表

「子どもたちは表現力も豊かで、特技発表会以外にもさまざまな場面で工夫をこらした発表を堂々と行うことができる」と話す教務主任の淺野真由美先生。運動会の応えん合戦ではかけ声だけでなく、寸劇やお笑いを取り入れた応えんを行い、子どもたちの豊かな表現力を引き出すよう工夫している。また毎年、年度末には次年度のスローガンを代表委員が決め、企画委員が集会で発表するが、今年度は「夢をもち希望あふれる松葉っ子」に決まり、子どもたちが考えた寸劇を交えて発表した。下級生たちは上級生の発表を見てお手本にし、さまざまな発表の仕方を工夫するようになり、豊かな表現力が受けつがれている。

今年度は全学年が単学級になった同小。人数が多くないため、だれもが一回は代表になって活やくし、自信を持たせたいと先生はみんなに目を配る。ろう下には「できることいっぱい松葉っ子」と書かれた大きな模造紙が貼(は)られ、全校児童の顔写真とそれぞれの目標が書かれている。一人ひとりが目標を宣言し、達成できるようみんなで応えんする。学校には、そんな子どもたちのやる気と活気が満ちている。(2018年4月27日号掲載)