馴馬台小学校(2018年6月22日)

・ハーモニー合わせる喜び育む龍ケ崎市小学校唯一の金管バンド

龍ケ崎市内の小学校で唯一(ゆいいつ)の金管バンド、龍ケ崎市立馴馬台小学校の「アニマート」が5月27日(日)、同市陸上競技場たつのこフィールドで開かれた「りゅうがさきラグビーフェスティバル」に出演した。オープニングセレモニーでは元気の良い演奏を披露(ひろう)し、会場から温かい拍手(はくしゅ)が送られた。

・オープニングセレモニーを演奏でかざる

出演したのは5、6年生18人。そろいの赤いユニフォームを着て、フィールド上で「ジッパ・ディー・ドゥーダー」「君の瞳に恋してる」を奏でた。選手入場のときも「ドラゴンクエスト」を披露し、中山一生市長もあいさつの中で「よい演奏だった。また次の機会にも演奏してほしい」とたたえた。

出演したトロンボーン演者は「緊張(きんちょう)したけれど、見に来た人が、笑顔になって、拍手もたくさんしてくれたのがうれしかった」。同じく小学5年児童は「ふいているうちに緊張がほぐれて、練習よりうまくふけた」とほほえんだ。

・20年以上にわたって活動

金管バンドは、1993(平成5)年の同校創立ごろに結成。10年ほど前に当時の6年生が「いきいきと元気に」という意味の「アニマート」と命名した。その名の通り、4年生から6年生までの35人が週に3回、放課後に集まって練習にはげんでいる。運動会では華(はな)やかなマーチングを披露するほか、地域のコミュニティーセンターのお祭りや市の芸術祭など校外での演奏機会も多い。同校では、今年も4年生15人が入団するなど、子どもたちの人気は高い。顧問(こもん)の辻村薫先生は「運動会で上級生の演奏を見たり、きょうだいが活動しているのにあこがれて入団してくる子が多い」と話す。楽器や楽ふの購入(こうにゅう)にあてるためにバザーでシクラメンを販売(はんばい)する保護者や、定期演奏会に欠かさず訪れる地域の人たちにも、活動は支えられている。

「ほこれる金管バンドに」

楽器はトロンボーン、トランペット、ユーフォニアム、チューバなど7種類。ほとんどの子どもが入団してから初めて楽器にふれる。最初は音を出すのも精いっぱいだが、根気よく練習を重ね、子どもたち自身が選んだ親しみやすい曲が演奏できるまでになる。

前よりも上手くなった、という実感が、子どもたちの喜びにつながっていると辻村先生。「活動を通じて、友達と曲やハーモニーを合わせる喜びを味わい、人前できちんとあいさつできる子どもに育ってほしい」。現在は9月開催(かいさい)の運動会に向けて、マーチングの練習の真っ最中。部長でアルトホルンの小学6年児童は「みんなを引っ張っていけるよううまくなって、この金管バンドを自慢(じまん)できるようにしていきたい」と力強く語った。(2018年6月22日掲載)