久保台小学校(2018年7月13日)

・魅力ある授業に力をつくし「チーム久保台」で学び支える

龍ケ崎市立久保台小学校は今年度、「夢中になって学ぶ児童の育成」をかかげ、授業を充実(じゅうじつ)させようと取り組んでいる。ペアやグループ学習を取り入れ子どもたち同士の学びを育むほか、先生も研修で授業力をみがく。ICT(情報通信技術)も活用し、地域の人たちの協力も得ながら「チーム久保台」で子どもたちの学びと成長を支えている。

・ペア・グループで学力育む

「学校生活の大部分は授業。その時間を魅力(みりょく)的なものにするため、私たちは力をつくします」と先生。授業では、子どもたちが「なぜ・どうして」と興味がわくように学習課題を示し、授業の最後には必ず学んだことが理解できたかどうかを確認する。

また、ペア・グループ学習を取り入れ、子どもたちが友達ときき合ったり、相談し合ったりしながら問題を解くことを推進している。授業で分からないところがある子どもも友達にきくことですぐに疑問が解消でき、教える子どもも人に説明することで理解を深められるようになった。教室でも、子ども同士できき合う姿がごく自然に見られ、人間関係の深まりも期待されている。先生も、今年度は算数を中心に、授業の研究を進めている。おたがいに授業を参観し合ったり、他校での研修にも参加したりしている。継続(けいぞく)的に外部講師を招き、指導を受ける予定もある。「時代の変化の中、10年前と同じ授業では通用しない。先生も学び、プロ意識を持って、子どもたちの学びをサポートしたい」と先生は力をこめる。

・ICTが授業を広げる

5・6年生のクラスには昨年秋、電子黒板が導入され、子どもたちはグループで1台タブレットを使えるようになった。以前は授業で発表するとき、子どもたちはノートに書いたものを別のものに書き写す必要があったが、タブレットを使うことで、ノートの写真をとって電子黒板にアップでき、グループ同士で比べられ、授業の幅(はば)も広がった。派遣(はけん)されたICTサポーターも授業に加わり、スムーズな学習を助けている。他校のICT活用例を教えてくれることも、授業力アップにつながっているそうだ。

・地域の人も学習サポート

一方で、地域の人たちの協力も盛んだ。工夫をこらした本の読み聞かせをしてくれる読み聞かせボランティアや理科の授業を専門的な知識で支えてくれる環境(かんきょう)アドバイザーら、多くの人たちが子どもたちの学習をサポートする。同小は昨年度「茨城県よい歯の学校」を受賞。2年前から給食後に歯みがきをする「歯みがきタイム」を取り入れた効果が出た。今年は取手歯科衛生専門学校の学生が2・4・6年生に対して学年に応じた歯みがき指導を丁寧(ていねい)にしてくれた。子どもたちの歯の健康への意識も高まった。「すべての教育活動をチーム久保台で」という方針のもと、先生や地域の人たちが一丸となって、子どもたちの学びや心身の成長を支えている。(2018年7月13日号掲載)