守谷市/大井沢小学校(2019年2月22日)

会員の自主的な意志による全員参加のPTA活動

守谷市立大井沢小学校では、同小のPTA組織が「平成30年度優良PTA文部科学大臣表彰(ひょうしょう)」を受けた。平成13年度に設立したときからの理念である「全員参加型」を今も引きつぎ、会員加入率100パーセントを保ち続けていることや、全員が自分たちの意志で、だれもが何らかの形で活動に取り組んでいることなどが、その理由となった。

みんなで作り上げる子どものための祭り

同小PTAの「全員参加型」という理念をよく示している代表的な行事が、毎年秋の「ワイワイおおいさわ」だ。児童が楽しみながら、保護者・教職員・地域の人らと交流を図ることが目的で、今年度は11月に開かれ、ゲームや工作、飲食物の販売(はんばい)、バザー、サイエンスショーなど、たくさんの出し物が子どもたちのために用意された。

PTAは各学年で一つずつの出し物を用意する。その内容や予算決めなどをするのは、各クラスから2人ずつ選ばれる実行委員の役目だ。4月から月1回の打ち合わせを重ねていき、一般(いっぱん)会員が参加するのは主に前日と当日の作業となる。「みなさん仕事や家庭の事情もある中で、それぞれに出られる時間を作って来てくださるので、その気持ちをむだにしないよう、極力参加しやすくなる工夫を、実行委員にも考えてもらっている」と会長。

たとえば作業時間を30分〜1時間程度におさえ、1人あたりの負担を少なくすることや、来た人が当日作業しやすいよう、あらかじめ仕事の内容が分かるようにしておくこと。子連れ参加の人には値札付けや、会場に商品を並べる作業、会計作業など、なるべく子どもから目をはなさずにできることをお願いしている。

徒歩や自家用車で町内をパトロール

もう一つの全員参加行事が、通学指導とパトロールだ。こちらも「できるときに、やれることを」という原則は変わらない。

通学指導では、交差点など通学路の危険個所に立ち、子どもたちの登下校の安全を確保する。パトロールではベストや腕章(わんしょう)を着け、町内に不審(ふしん)者などがいないか見て歩く。こちらは下校時間が中心だが、共働きの家庭などでは平日の帰宅後や土・日曜日に車でパトロールに回る人も多く、その際はフロントガラスに「大井沢小学校PTAパトロール中」というボードをかかげている。こういった腕章やベスト、ボードを目にすることで子どもたちが「見守ってもらっている」という安心感を得ると同時に、地域の協力もあおぎやすくなる。

「PTAをとりまく状況(じょうきょう)は、おそらく発足当時とは大きく変化している。今は働いている人がほとんどで、そうした方々にお願いするからには、むかえ入れる体制も用意しなくてはいけない。『ここだったらできるかもしれない』と思ってもらえるような、出てきやすく参加しやすい活動時間や内容を考えながら、今後も全員参加型を保っていきたい」と会長は語る。

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