水戸市/寿小学校(2019年2月22日号)

一人ひとりが大切な存在であることを学ぶ

 

学校の周辺に農地や住宅地が広がる水戸市立寿小学校は、子どもたちがのびのびと元気に育つ環境(かんきょう)にめぐまれている。地域住民も、「自分たちの学校」という意識を持つ人が多く、学校や子どもたちと積極的にかかわり交流の輪が育っている。人権教育に力を入れ、地域の人たちや友達と仲良くしていくことを、みんなで考えて行動している。

 

人権教育で優しさと思いやりのある学校に

 

同小は人権教育に長年にわたって取り組んできた。「人権集会」もそのひとつで、児童のふれあい委員会が主催(しゅさい)し、毎年12月に開かれる。当日は人権メッセージの発表、いじめをなくそう宣言、人権シンボルマークとスローガンの発表などを行う。人権メッセージでは、各学年の代表児童1名が、心があたたかくなったエピソードや、これからどのように生活していきたいかなどの発表をする。いじめをなくそう宣言は、集会前に各クラスでいじめをなくすための行動について話し合い、各学年の代表クラスが宣言を発表する。人権シンボルマークとスローガンは毎年変わり、校内の掲示(けいじ)板や配布物に活用される。今年度のスローガンは、「輝(かがや)く希望と仲間の絆(きずな)笑顔で輝く寿小」に決まった。教務主任の先生は、「人権というとむずかしいが、一人ひとりが大切な存在ということを、子どもたちみんながわかっている」と話していた。みんなでいっしょに考え、いじめのない、優しさと思いやりのあふれる学校づくりが進行中だ。

 

「パレットタイム」は楽しい縦割り班活動

 

同小では「パレットタイム」という名前で縦割り班活動を行なっている。1年生から6年生が、学年やクラスに関係なく、1年間を通していっしょに遊んだり、学年末にはいっしょに給食を食べたりする。ロング昼休みには、各班に分かれて6年生が考えた遊びを行う。校庭でドッジボールやおにごっこをしたり、教室でトランプやウノ、ハンカチ落としなどのゲームをしたり、さまざまな遊びを班ごとに楽しむ。6年生は下級生のために企画(きかく)や準備を一生けん命行い、当日も困っている子の話を聞いてあげて優しく世話をしたりと、同小のリーダーとしてたのもしい存在になっている。異学年で交流する機会が多いので、子どもたちは特別という感じではなく、自然に異学年とふれあいを深めているという。

 

地域に見守られながら育つ子どもたち

 

子ども会が廃止(はいし)される学校が多い中で、同小では子ども会活動が盛んだ。また、地区が主体となっての防災訓練や引きわたし訓練も実施(じっし)している。地域住民が参加できるように日曜日に行い、午前中は防災訓練、午後は引きわたし訓練になり、多くの人たちが参加してくれる。高れい者たちとの交流の機会も多く、スクールガードが登下校を見守り、寿クラブは昔遊びの体験を行ってくれる。地域とのかかわりが深い学校で、子どもたちは地域に見守られながら成長している。

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