龍ケ崎市/龍ケ崎小(2019年9月27日)

ソーシャルスキル向上で よりよい学級づくり

龍ケ崎市立龍ケ崎小学校では、子どもたちの人間関係づくりのスキルを高め、学級経営の充実(じゅうじつ)を図ろうと、今年度から全校を挙げて「ソーシャルスキルトレーニング」に取り組んでいる。子どもたちは月一回、朝自習の時間に、気持ちのよいあいさつの仕方や温かな言葉のかけ方について、ロールプレイ(役割演技)で学んでいる。

すべての先生が参加学校ぐるみで取り組む
ソーシャルスキルトレーニングとは、対人関係をスムーズにするための知識と具体的な技術、つまり「人づきあいのコツ」を訓練により身につけるトレーニングのこと。
同小では、今年度「達成感・成就感を体感できる活動を通して好ましい人間関係づくりと確かな学力を育む」との組織目標のもと、子どもたちの人間関係づくりのスキルを高めて言葉が足りないために起こるトラブルをなくし、学級経営の充実を図ろうと、同トレーニングを取り入れた。「今の子どもは昔のように集団遊びをする機会が少なく、人間関係づくりを覚えるのが難しい。そこで学校という集団生活の場で教えていきたい」と川嶋圭介教頭。先に導入していた特別支援(しえん)学級の先生が指導役となり、海老原校長、川嶋教頭をふくむすべての先生が研修を受け、ロールプレイにも参加するなど、学校一丸となって取り組んでいる。

役割演技を通じて自分に置きかえ学ぶ
取り組みは毎月1回、朝自習の時間に行う。7月10日は「冷たいメッセージをなくし、温かいメッセージを伝え合おう」がテーマ。各学年ごとに先生が2人1組でなわとびが得意な子と苦手な子に扮(ふん)し、最初は得意な子が苦手な子に「何度やってもだめだね」と冷たい言葉、続いて「いっしょにがんばろう」とはげます温かい言葉をかける場面を演じた。その後、子どもたちも2人1組で、最初は台本通りに、続いて自分たちで考えた言葉を使って同じ場面を演じた。自分に置きかえて考えることで、温かい言葉を言う大切さを実感すると共に、冷たい言葉を使わないことも重要であると学んだ。

「スマイルタイム」で学んだスキルを実践
さらに同小では、学級全体で遊ぶ長い昼休み「スマイルタイム」のときなどに、子ども同士が話し合いで遊びを考える機会を作り、学んだソーシャルスキルを実践(じっせん)する場を設けている。
最近は子どもたちの言葉に対する意識が高まり、好ましくない言葉を聞いたら注意する姿が見られるようになったと海老原校長。一学期末に児童を対象に行ったアンケート調査でも「明るくはっきりとあいさつをしている」などさまざま項目(こうもく)で子どもたちの自己評価が高かったという。
川嶋教頭は「トレーニングを通して、子どもたちにトラブルがあってもみんなで声をかけ合って解決できる力、困っている人がいれば手を差しのべ、みんなで仲良く生活できる力を育みたい」と期待をこめる。

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