水戸市/稲荷第一小学校(2020年1月31日号)

伝統文化・地域との交流・食育で心と体を育む

水戸市立稲荷第一小学校は、子どもと子どもがつながる活動を多く設けている。陶芸家(とうげいか)やボランティア、JA職員、地域住民の協力を得ながら学びの時間を充実(じゅうじつ)させる活動を通して、子どもたち同士はもちろん、地域住民とのつながりも深まっている。地域と共にある学校づくりが進められている。

親子で作陶親子でお茶会
6年生は伝統文化に関する取り組みとして、親子作陶(さくとう)教室と親子お茶会を行っている。親子で活動する1年間の大きなイベントで、陶芸家の伊藤瓢堂先生と、水戸市の文化を子どもたちに広げる活動をするボランティア団体「魁の会」の指導のもと抹茶碗(まっちゃわん)を作る。焼き上げた茶碗を入れる桐箱(きりばこ)には、事前に子どもたちが書いた手紙を読んだ伊藤先生が、一人ずつ大切にして欲しい思いを文字にして書いてくれる。仕上がった抹茶碗で親子お茶会を開き、茶道を通しておもてなしの心や感謝の心を育てている。
4年生と5年生は、和太鼓(わだいこ)教室を開き、和太鼓奏者を学校に招いて演奏を楽しく学ぶ。「おすすめメニューをみんなで考えよう」というテーマでは、「ほかほかおいしいご飯」や「からあげジューシー」というフレーズを、子どもたちが太鼓をたたいて音で表す。和太鼓の種類や大きさ、たたき方によって音色が変わり、さまざまな表現が音で表せることを体験し、和太鼓に親しんでいる。

各学年が地域の行事に参加し交流
同小では学区内の地域行事に各学年が積極的に参加し、世代をこえた交流の機会をもつ活動をしている。1年生は、地域の高れい者が同小で開催(かいさい)する「エンジョイスクール」のマジックの活動日に参加し、講師のマジックを高れい者といっしょに楽しく鑑賞(かんしょう)。2年生は「稲荷第一地区敬老会」でダンスや合唱、合奏をステージで発表し喜ばれている。3年生は「稲荷第一ふれあいまつり」に希望者が参加して歌や合奏などを発表したり、保護者といっしょにゲームなどにも参加している。4年生は希望者が「風土記の丘ふれあいまつり〜ダイダラボウまつり〜」に参加し、手作りの縄文(じょうもん)時代の衣装を身につけ、ファッションショーを行う。5年生と6年生は地域の駅伝大会に参加するなど、各学年が地域の中で活動し交流の輪を広げている。

農業体験活動で食に関する教育
農業体験活動として、5年生はJA職員に指導を受けながら稲作(いなさく)を行なっている。校内の水田で土作りから水はり、田植え、稲(いね)かりまでを行う。米作りを学ぶとともに、食への感謝の気持ちを高めることにつながっている。2年生は生産者からトウモロコシの育て方や成長の話を聞き、トウモロコシの皮むき体験を行って給食で味わった。「学校や地域における人・もの・こととのつながりを通して、子どもたち自身の自主性を育てていけるようにしていきたい」と、教務主任の鈴木麻紀先生は話していた。

 

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