水戸市/稲荷第二小学校(2020年1月31日号)

体験を通して、やさしさやふれあいを学ぶ

周辺には緑も多い住宅街の一角に位置する、水戸市立稲荷第二小学校。「自らは黄金に輝(かがや)き、周りをも活かして和し、礼をただす」という「稲穂(いなほ)のこころ」を学校のテーマとして受けつぎ、児童一人ひとりがのびるためのさまざまな体制をつくっている。子どもたちは学校や地域で、多くのことを体験しながら学んでいる。

体育大会で茨城国体炬火イベントを開催
「第52回いなりの子体育大会」が、「最後まで勝利に向かってFull Energy」をスローガンに5月に開催(かいさい)された。特別プログラムとして、いきいき茨城ゆめ国体の稲荷第二地区採火式も行った。6年生と5年生各4人が火起こしで地域の火を灯し、国体ダンスやみとちゃんダンスをみんなでおどって盛り上げた。当日は保護者や家族、地域の住民にも事前に声をかけ、たくさんの人の参加があった。学校に集まってくれた人たちといっしょに記念写真を撮影(さつえい)し、地域とのかかわりが深まる一日となった。

路線バスを利用したバリアフリー教室
10月には「交通バリアフリー教室」が開かれた。子どもたちがバリアフリー化の必要性や高れい者、障害者等への理解を深めることができるよう、水戸市が国土交通省・学識経験者・バス業者と連携(れんけい)し市内4校で実施(じっし)するもので、同小では4年生41人が参加した。茨城地方自治研究センターの研究員を講師にむかえ、学校近くの六地蔵寺駐車場で開催。
ノンステップバスに車いすで乗り、介助(かいじょ)をする方法を学んだ。実際に体験してみると、介助する人が後ろから押すだけでは乗りこめず、バスの中から引き上げる人が必要なこともわかった。また、車いすの人が困っている時には、「大丈夫ですか」と声をかけるよりも、「お手伝いしましょうか」と声をかけた方が車いすの人もお願いしやすいということも講師の先生からお話があった。高れい者体験では、アイマスクとヘッドホンをし、手足に重りをつけてバスの乗り降りをしてみた。「こんなに体が重くて、思うように動かないということがわかった」と子どもたちは話していた。「困っている人がいたら、お手伝いしましょうかと声をかけられるようになりたい」という思いが生まれた貴重な体験だった。

昼休みは一輪車でみんなで元気に遊ぶ
同小には一輪車が40台あり、昼休みには校庭で一輪車に乗って楽しそうに遊ぶ子どもたちの姿が見られる。「休み時間はみんなで遊ぼう」という目標もあり、異学年が一輪車で交流し、低学年の子に乗り方を教えたりしている。「いなり班活動」という縦割り班活動があり、下級生の面どうを見るのは自然なことになっているという。「子どもたちが新しい時代に向けて自分を表現していくことを校長は重視している。さまざまな活動を通して、自分を表現していくためにどう動くかを自分自身で考えることができるように育っていってほしい」と教頭は語った。

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