守谷市/大野小学校(2020年1月31日号)

温かい関係性をもとに 自他を大切にする心を育む

守谷市立大野小学校では、学校、家庭、地域が一体となり、「人と人との温かい関係性」を大切にして子どもたちを見守っている。小規模校の特性を生かし、学校全体が一つの家族のような温かなふん囲気の中、子どもたちは地域の人たちとの交流やさまざまな活動を通して、自他を大切にし、友達を思いやる気持ちを育んでいる。

思いやりの心で 異学年交流

今年度、とくに人権教育に力を入れている同小。「夢を育み、個性をのばし、楽しく学べる学校づくり」の基盤(きばん)として、「人と人との温かい関係性」を作ることを意識し、さまざまな教育活動に取り組んできた。

縦割り班活動では、班ごとに1~6年生がいっしょに遊んだり、サツマイモの苗(なえ)植えや収穫(しゅうかく)を行ったりした。また、4年生が中心になって行う米作りでは、1・2年生は種まき、5年生は田植え、6年生は稲(いね)かり、3年生は脱穀ともみすりに参加するなど、各学年が4年生といっしょに活動した。「高学年は低学年のめんどうをよくみてくれる。異学年交流がきっかけとなり、ふだんから休み時間などに学年に関係なくみんなで遊んでいる」と教頭。少人数だからこそ、学年をこえた子ども同士の親しい関係が生まれ、思いやりの心も育まれている。

地域の協力で 米作りや読み聞かせ

「温かい関係性」は地域とのつながりにも表れている。地域の人たちは、「地域で子どもたちを育てる」という意識が強く、登下校時には子どもたちを見守り、付きそってくれる。伝統の米作りには多くの地域の人たちが協力。12月に開かれた収穫を祝う「お米パーティー」にはお世話になった人たちを招待して、いっしょにおにぎりを食べ、歌のプレゼントなどをして感謝の気持ちを伝えた。さらにお米を地域の子ども食堂に寄付し、自分たちの学びが社会に役立つことも学んだ。

また地域の「福祉まつり」では、子どもたちがお年寄りに手紙をプレゼントしたり、肩もみをしてあげるなどして交流。読み聞かせボランティアは月に1回、全学年で読み聞かせを行ってくれている。

学校、家庭、地域で 思いを共有し見守る  

委員会活動でも、放送委員が誕生日の児童にインタビューする「お誕生日放送」をしたり、企画委員があいさつ運動で、前向きに生活できるようなメッセージを書いたおみくじをわたしたりするなど、相手が喜び元気になるような活動を自分たちのアイデアで自主的に行っている。

「温かい関係性を築くためには、自分も他人も大切に思いやる気持ちが大切」と話す校長。この思いを家庭や地域と共有できるよう、9月の授業参観では全学級で人権学習に関する授業を行い公開した。

さまざまな活動から育まれる温かな関係性を大切に、子どもたちは学校、家庭、地域、みんなに見守られて仲良く楽しく学んでいる。

 

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