龍ケ崎市/川原代小学校(2020年1月31日号)

地域の人と「ならせもち」作り 伝統行事で交流深める

龍ケ崎市立川原代小学校の全校児童70人は1月14日(火)、近くの川原代コミュニティセンターで、五穀豊穣(ほうじょう)や無病息災を願う「ならせもち」を体験した。伝統行事を子どもたちに伝えようと、地域住民でつくる「川原代ふれあい協議会」が10年以上前から行っている。子どもたちは地域の人とツバキの木に丸もちをかざりつけ、昔ながらのもちつきも楽しんだ。

紅白の丸もち ツバキの木にかざる

「ならせもち」は室町時代から続く伝統行事。旧暦(きゅうれき)の1月14日にツバキやケヤキなどの木を大黒柱にくくりつけ、枝に丸もちをかざりつける。

同協議会では90キロのもち米を用意。子どもたちはあらかじめ作ってもらった紅白の丸もちを、コミュニティセンターの階段の手すりにくくりつけた高さ約4メートルのツバキの木に、一つひとつさすようにしてつけ、枝がしなるほどたくさんのもちをならせた。2年男子児童は「初めてだけど、うまくさせた。おもしろかった」と笑顔。このほか同小と龍ケ崎市役所の分も合わせ、みんなで3本の木をかざりつけた。

会長は「昔は各家庭でおもちをついて作ったもの。みんなに伝え続けていきたい」と目を細めた。

地域の人ともちつき つきたてのもちに笑顔  

「ならせもち」に先立ち、子どもたちはうすときねを使った昔ながらのもちつきも体験した。協議会の人に手をそえてもらいながら、重いきねを元気よくふり下ろした。周りの子どもたちも白い息をはきながら「よいしょ、よいしょ」と大きなかけ声で応援した。できあがったもちはすぐに協議会の人たちの手で、きなこもちやあんこもち、大根や人参、白菜、とり肉などがたっぷり入ったおぞうににしてふるまわれ、子どもたちは笑顔でほおばった。1年女子児童は「つきたてのおもちは、もちもちしていておいしかった」とにっこりした。

地域の人との交流で 思いやりの心学ぶ

 夕方には同センター裏の広場で正月かざりを納めた竹とわらの小屋を焼く伝統行事の「鳥追い祭り(どんど焼き)」も開かれ、放課後に訪れた子どもたちは竹の棒にもちをさして焼くなどして楽しんだ。

開かれた学校づくりを目指す同小では、このほかにも同センターで開くふれあい祭りで子どもたちが地域の人たちと共に絵画や書道作品を展示するなど、地域と連携(れんけい)した活動に力を入れている。校長は「例えば、おもちつきでそえていただいた手から、子どもたちは思いやりの心を教えられただろう。子どもたちは地域の人とのかかわりから、学校では学べないことを学んでいる」と意義を語った。

 

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA