つくばみらい市/谷原小学校(2020年1月31日号)

保幼小中の連携と地域との交流 温かいつながりで子どもを育む

つくばみらい市立谷原小学校の5年生20人が12月9日(月)、谷和原幼稚園で開かれた保幼小交流会で、地域に伝わる「西丸山祈祷(きとう)ばやし」を披露(ひろう)した。保幼小中の連携(れんけい)活動の一環(いっかん)。昔から保育所や幼稚園、中学校との交流が盛んな同小では、地域の人とも連携しながら、温かいつながりの中で子どもたちを育んできた。

保幼小交流会で 伝統のおはやしを披露

青い法被(はっぴ)姿の5年生が、力強く太鼓(たいこ)や鼓(つづみ)を打ち、軽やかに笛をふく。にぎやかなおはやしの音色がホールにひびきわたると、見ていた谷和原幼稚園、谷和原第2保育所の子どもたちは思わず身を乗り出した。続いて幼稚園や保育所の子どもたちの劇や歌、ハンドベル演奏も披露され、小学生たちは大きなはく手を送った。

交流会後、ある児童は「400年以上にわたって受けつがれた祈祷ばやし。真けんに聞いてもらえてうれしかった」、またある児童は「幼稚園、保育所の子たちも劇や歌をよく覚えていてすごいと思った」と笑顔で述べた。谷和原幼稚園の園長は「小学生との交流を通じて、園児たちも入学の不安がなくなり、安心して小学校に上がれると思う」と目を細めた。

昨年度から 一歩ふみこんだ連携

交流会は県の保幼小中の連携の動きを受けて昨年度から始まった。もともと同小では連携の重要性が唱えられる以前から学区内の保育所や幼稚園、中学校との交流が活発で、幼稚園児が散歩のとちゅうに小学校に立ち寄ったり、運動会で中学生がテントを設営してくれるなどのふれ合いがごく自然に行われていたという。

加えて昨年度からは小学校の先生が幼稚園に足を運んで園児の様子を見学したり、保幼小の先生同士が交流したりするなど、一歩ふみこんだ連携を進めている。校長は「入学前の子どもたちの実態をよく見ることで、受け入れ体制を整えることができ、入学後の生活がスムーズになることが期待される」と意義を述べた。

地域と連携した 活動も盛ん  

同小では、地域と連携した活動も盛んだ。交流会で披露した「西丸山祈祷ばやし」は、県の無形民俗(みんぞく)文化財にも指定される地域の伝統文化。地元保存会のメンバーが学校を訪れ、総合的な学習の時間に指導してくれる。また全校児童が取り組む稲作(いなさく)体験では、地域の人や保護者でつくる「米プロジェクトチーム」がサポート。田んぼを提供し、水田への足の入れ方や苗(なえ)の植え方、カマの使い方まで教えてくれる。できた米は11月の「やわらっ子まつり」でカレーを作って食べるのがみんなの楽しみだ。

児童数88人の同小では「高学年が優しく低学年の面どうをみる姿がよく見られる」と教頭。保幼小中の連携を通して地域に見守られながら、温かい心が育っている。

 

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