水戸市/鯉淵小学校(2020年2月21日号)

人間関係をつくり広げる縦割り班活動

校舎の前に広々とした校庭が広がる水戸市立鯉淵小学校。「意欲的に学び、創造性に富む、心豊かなたくましい児童の育成」を教育目標とし、縦割り班活動を通して人間関係づくりに取り組んでいる。全児童が10班の縦割り班に分かれ、縦割り班清掃(せいそう)や縦割り班遊びをしたり、学校行事も縦割り班で行ったりしている。

毎年新たなメンバーと縦割り班活動
同小は1年生と2年生が2学級、3年生から6年生までは単学級となっている。そこで、人間関係のつくり方を経験を通して学ぶために、縦割り班活動を効果的に取り入れている。1年生から6年生まで10班の縦割り班のメンバーは、クラスがえのように毎年変わり新たなメンバーで活動する。縦割り班活動のもう一つの目的は、高学年の児童たちがリーダーとしての役割を果たしながら成長していけるようにすること。下級生に掃除や遊び、団体行動などを教えることで、積極性が養われコミュニケーション力も高まっていくという。

みんなで協力して縦割り班清掃
縦割り班清掃は、毎日昼休みの後に行っている。分担表があり、1班約20人の10班に分かれ特別支援(しえん)学級の児童も加わり、教室や特別教室など校舎内を15分間清掃する。全学年で掃除をするので低学年だけで掃除するより上手にできる。掃除の仕方を教えることで高学年のリーダー性が育ち、下の学年は高学年を見ながら掃除の仕方を覚えていく。掃除をしていた5年生は「縦割り班清掃は、いつもはいっしょに行動できない人とできるのがいい。1年生や2年生に教えてあげている」と話していた。

縦割り班遊びを通して心も育つ
ロング昼休みに行う縦割り班遊びは、2学期からは6年生が中心になって、自分たちで内容を企画(きかく)していくことが児童会で決まった。昼休みに全員で外で遊ぶことはなかなかないが、この時は全児童の元気な声が校庭にひびく。遊びの内容は、ポートボールやボールおに、ドッジボールなどさまざまで、低学年が楽しめるようにルールを工夫している。子どもたちは、「縦割り班でいろんな学年の子と遊ぶのは楽しい」と言う。
縦割り班活動の始まりは4月で、発足式を行い自己紹介(しょうかい)をした。特別支援学校の子どもたちと縦割り班で交流したり、夏のプランター作りも縦割り班で行った。11月の「鯉淵っ子まつり」では縦割り班で、日ごろお世話になっている地域の人たちや保護者といっしょに食事をした。当日にはいじめゼロ集会も開催(かいさい)し、縦割り班でいじめをなくすために自分では何ができるのかを話し合った。運動会では、入場行進や全校ソーランも縦割り班で行った。「本校は単学級が多いので、人間関係を広げるということで縦割り班活動は大きな意味がある。学年に合った役割を担い、リーダーシップや思いやりなど、いろいろなことが縦割り班活動の中で得られることを期待している」と鈴木俊之教頭は話していた。

 

 

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA