つくば市/学園の森義務教育学校(2020年2月21日号)

自分で計画し行動できる「手帳教育」を導入

つくば市立学園の森義務教育学校では今年度から、子どもたちの自己管理能力の向上を目指した手帳教育を取り入れている。特に中・後期ブロックでは、1日・1週間・年間といったさまざまな尺度で自分自身の時間を管理し、先を見通した自主的な学習や生活ができる「自ら学び、考え、行動する人材」を育成している。

一週間の見通しがつく 学園独自の手帳を作成

手帳は、学年に応じて段階的に使い分けている。前期ブロック(1〜4年)では、通常の連絡(れんらく)帳に自主学習計画表を加え、使い方も持ち物の確認や保護者へのお知らせが中心だ。中期ブロック(5〜7年)向けには学園独自の「学森プランナー」を作った。見開きに1週間分が収まるページ構成で、その週全体を見通しながら計画的な行動ができる。

1日のわくには時間割および、各時間の持ち物や宿題、提出物などを記入できる。その日に必要なものが一目で分かるため、忘れ物を減らせる効果があった。学校行事や家庭学習について書きこむ場所もあり、先生や保護者からも「子どもの生活のリズムや、勉強の進み具合を確認しやすい」と好評だ。

学校でも自分の時間も この一冊ですべて管理

後期ブロック(8・9年)では「スコラ手帳」(NOLTYプランナーズ)を採用した。1週間を見通せるだけでなく、1日の予定も朝から夜中まで1時間刻みで記録できる。どれくらい時間を有効に使い、努力を積み重ねられたかが自分の目で見えるため、物事に主体的に取り組めるようになる。

学校生活以外のプライベートな時間も、この一冊で全部管理できるのが特長だ。カレンダーのページには友達の誕生日なども書きこんでおける。「以前は手近なものにメモを取り、後でどこに書いたか分からなくなっていた。この手帳に書く習慣を付けてからは、あちこち探さずによくなり、安心感がある」と話す生徒もいる。

一日一日をむだにせず 意欲的に取り組む子に  

子どもたちはこれらの手帳を使った結果、1日1日をどう過ごすかという意識が高まり、学習や各種活動にも積極的に取り組めるようになった。「テスト前に限らず、学習に向かう意欲が付いた」という声もある。部活動や委員会でいそがしい学園生にも「時間にゆとりがある今週のうちに、自主学習をがんばっておこう」などと、良い生活の支えとなっている。

校長は「私自身も手帳を利用することで頭の中が整理され、冷静に仕事の優先順位を付け、時間を効果的に使えるようになった。自分の意志で物事を判断し行動することは、社会に出たときに必要な力だと思う」と話した。

 

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