水戸市/妻里小学校(2020年3月)

委員会活動と幼小の交流で笑顔あふれる学校

水戸市立妻里小学校は農業地域にある小学校で、家族が同小の卒業生という家庭も多く、地域の人たちに愛されている学校だ。農業を通して子どもたちの成長と交流を図る教育が特色だが、自主的に学校を良くしようという委員会活動や、隣接(りんせつ)する幼稚園とのたがいに成長しあえる交流もまた同小の大きな特色となっている。

自分たちで考えて行動する委員会活動
5・6年生は積極的に委員会活動に取り組んでいる。たとえば、運動整備委員会はオリジナルの体操をつくった。自分たちに足りない握力(あくりょく)など体をきたえることを目的とした教室でも手軽にできる体操で、毎朝8時5分から音楽を流して用意ができた児童から順に体操をしている。運動整備委員会の児童が最初に半分まで体操をつくり、それを全校児童に教え、みんなが覚えたら残りの半分をつくって教えていった。全員で体育館で練習をして、できるようになってから各教室で行っている。「朝が気持ちよくスタートできる」と子どもたちに好評だ。大きな動きがなく簡単にできる体操なので、高れい者にも向いていることから、同小で開かれている高れい者対象のエンジョイスクールでお年寄りに教えて、交流を深めていきたいという。
図書委員会は、図書室でキャンペーン活動をしている。「秋フェア」では本を借りた児童にしおりを配ったり、手作りのクリのカードにスタンプをおしたり、イチョウの葉っぱのカードに子どもたちがおすすめの本の紹介(しょうかい)を書いてはっていき、大きな木の形を作ったりした。本の読み聞かせをするコーナーもあり、「みんなにたくさんの本を読んでもらおう」と力を合わせてがんばった。図書委員会は定期的に活動しているので、子どもたちが楽しく読書に親しむことができる。
給食委員会は、おいしい給食を作ってくれる給食調理員さんたちに感謝する「ありがとうの会」を開き、感謝の気持ちを書いた全校児童の作文をおくった。また、給食を完食したらしおりをプレゼントするなどして、「給食を残さず食べよう」というキャンペーンも行っている。「委員会は、自主的に子どもたちが学校を良くするために動くことが目標。自分たちで自分の生活を良くしようと取り組んでいる」と髙村ひろみ教頭は話す。

妻里幼稚園とわくわく楽しく交流
同小と妻里幼稚園はとなり同士なので、年間を通して密接にかかわリ合っている。1年生が妻里幼稚園児を招待して行う「なかよし会」では、小学校の校舎を案内して、どんなことをする教室かを説明した。また、園児たちは同小で給食を食べていることから、給食をいっしょに食べる交流会を、どの学年でも行っている。もちつきや田植え、運動会などもいっしょに行い、園児が小学生を見て学ぶ機会がたくさんある。小学生は自分より年下の子どもたちのめんどうをみることで、心の成長につながるという。幼小の交流活動が、子どもたちの学びや育ちの場になっている。

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