守谷市/守谷小学校(2020年3月)

市が進める「学校教育改革プラン」
先進的な学びを文科相が視察

1月16日(木)、萩生田光一文部科学相が守谷市立守谷小学校を訪れ、ICT(情報通信技術)を活用した理科と英語の授業を視察した。また市が取り組んでいる学校教育改革プランについても説明を受け、平日の授業時間と長期休業期間を見直した「守谷型カリキュラムマネジメント」などについて、教員らと意見を交わした。

学びの質を向上する5時間授業と教科担任制
学校教育改革プランの中核となる「守谷型カリキュラムマネジメント」では、週3日を5時間授業とし、少なくなった授業時間数は3学期制から前期・後期制への変こうや夏休みの短縮などで確保している。改革から1年近くが経ち、子どもたちからは「放課後、友達と遊ぶ時間増えた」「家でゆっくりできる」と喜ぶ声が聞かれ、新しい制度もすっかり定着しているという。
さらに4月からは市が独自に教員を採用し、5・6年生の理科、音楽、図工の3教科で教科担任制を導入する。専門性が求められる教科を専科の先生が教えることで、授業の質の向上を目指すと同時に、学級担任の負担が減り、ゆとりをもって子どもたちに接することができるようになる。
守谷市が取り組む改革や教育について、1月には萩生田文部科学相が同小を視察。6年生がテレビ会議システムを使って愛宕中の1年生と英語で会話を行う様子や、ICTを活用したプログラミングの授業などを視察した後、市独自の取り組みなどについて説明を受けた。
「改革によって、先生たちが授業準備の時間を確保できたり、子どもたちとゆっくり話すことができるようになるなど、子どもたちの学校生活がより良いものになっている」と副校長は話し、教科担任制にも期待を寄せている。
名文暗唱と辞書引きで学習意欲を高める
英語教育やプログラミング学習にも早くから取り組んできた同小だが、一方で、独自の取り組みとして数年前から行っているのが「名文暗唱」。高村光太郎の「道程」や芥川龍之介の「鼻」、「方丈記」など、俳句や詩、古文や漢文などを暗唱し、校長先生などに聞いてもらって合格すると級がもらえる。昼休みに校長室の前に子どもたちが集まってくる光景も日常になった。
さらに昨年度から始めたのが「辞書引き」。国語の辞書を引いて調べた言葉に付せんをはっていく。子どもたちは国語の授業だけでなく、ほかの授業でも国語辞書を机の上に置き、分からない言葉あればすぐに調べる。子どもたちの辞書は付せんでふくれあがっていき、成果として残ることが学習意欲を引き立て、学力向上にもつながっているという。同小の成果が認められ、今年度から市内のほかの小学校でも取り組むようになった。
他県や海外からの視察も絶えない同小。先進的な教育をすすめる守谷市の中でも、最も規模の大きな同小のさまざまな学びが注目を集めている。

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