龍ケ崎市/松葉小学校(2020年3月)

学校と地域が双方向にかかわり地域ぐるみで子どもたちを育む

龍ケ崎市立松葉小学校では、地域の人がスキルを生かして学校活動を支援(しえん)するスクールサポーター制度を導入。学習活動や学校行事、環境(かんきょう)整備に地域の力を活用している。一方で今年度から、子どもたちが地域のために清掃(せいそう)をする取り組みをスタート。学校と地域が双方向(そうほうこう)にかかわり合い、子どもたちを育んでいる。

 

地域の教育力を活用し教育の質の向上
同小では開校以来、地域の力を活用した教育に取り組んでいる。「松葉には、さまざまなスキルを持った人、教育熱心な人が多い。地域の教育力を生かすことで教育の質をさらに高めていきたい。また、学校からも積極的に地域にかかわり、地域との双方向的なかかわりの中で、子どもたちの社会性や郷土愛を育てていきたい」と校長。
地域の力を活用する取り組みの一つが、創立当初から続いているスクールサポーターの活動だ。現在、約30人が登録し、さまざまな場面で学校活動を支援する。
月2回放課後に3~6年生が自主学習する「松葉っ子スクール」では、スクールサポーターが子どもたちの宿題や家庭学習を見て、分からないところを教えてくれる。また家庭科の授業ではミシンの使い方の手本を見せ、体育の授業ではとび箱の準備を手伝ってくれる。さらに学校花だんの手入れを行い、四季折々の花をさかせてくれる。「子どもたちもサポーターさんには親しみを感じ、見守られている感覚があるようだ」と教務主任の先生。

お年寄りと多世代交流
また、空き教室を利用した地域の高れい者の集いの場「元気サロン松葉館」のお年寄りとも多世代交流を進めている。1年生が「昔の遊び」の授業で、お年寄りからおはじきやこま回しを教えてもらったり、3年生がクリスマス会を企画(きかく)し、お年寄りといっしょにゲームを楽しんだり、歌や劇を披露(ひろう)し合ったりする。子どもたちはお年寄りから頭をなでてもらって笑顔になり、お年寄りからも「子どもたちから元気をもらえる」と喜ばれている。

清掃活動で地域貢献(こうけん)
一方で同小では今年度から、お世話になっている地域のために、子どもたちが学校周辺の公道を清掃する取り組みを始めた。10~11月に3回にわたり、縦割り班のグループで落ち葉をはき、ゴミを拾った。通行人からは「ありがとう」「きれいになって気持ちよかったよ」と声をかけられ、子どもたちも笑顔になった。
教頭は「道がきれいになったことで、子どもたちは地域のために役立てたと実感でき、地域の方から声をかけてもらうことで成就感を得られる。子どもたちの社会性や郷土愛を育む上で、教育効果はとても高い」と意義を話し、今後は子どもたち自身に地域のためにできることを考えさせるなど、取り組みをさらに発展させたいと力をこめた。

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