守谷市/郷州小学校(2020年6月19日号)

今年度から始まる新学習指導要領に先がけ、数年前からプログラミング教育に取り組んでいる守谷市。同市立郷州小学校でも各教科でプログラミングを活用した授業を行い、低学年からコンピューターに親しんでいる。昨年11月には5年生が国語の授業で俳句を作り、その情景をアニメーション風に表現し、公開授業で市内の先生たちに発表した。

4種類のソフトから自分で選んで制作
俳句を学び、自分たちで俳句を作った5年生が次に取り組んだのが、俳句の情景をパソコン上に表現すること。背景やキャラクターを考え、キャラクターを動かし、動きに合わせて音声や効果音なども入れて自分のイメージをどう表すか、ノートに書き起こした。使うソフトは「ビスケット」「スクラッチ」「スクラッチ・ジュニア」「メッシュ」の4種類。いずれもこれまでのプログラミングの学習で使ったソフトで、何ができるか、それぞれの特性を学んできたが、「アプリが4種類もあって何を使えばいいのかとても迷った」と男子児童。子どもたちは表現したいものを形にできるソフトをそれぞれ選び、制作に取りかかった。
プログラミングでできる豊かな表現
「子どもたちはプログラミングが大好きで、新しいことにも積極的に取り組んでいく。使っているうちに新しい発見や気づきがあり、こちらが意図した以上に多くのことを学んでいく」と情報主任の先生。コンピューター上では俳句に合わせた美しい情景を背景にキャラクターが動き、一人ひとりの世界観が生き生きと表現され、子どもたちは作品にこめた思いを自分の言葉で発表した。子どもたちからは「声だけで聞く俳句も良いけれど、プログラミングを活用してアニメーションをつけて聞くのも良いと思った」、「画像や音声を使って、自分の表したいことが伝わったのでよかった」、「俳句は読むだけでなくて、風景や音を入れてより表現を豊かにすることもできた」などと感想が聞かれた。
自己表現の手段としてコンピューターを活用
プログラミング学習の成果を「自分が表現したいことをどうしたらできるのかを考えるようになり、この思考力が他の教科にも生かされている」と語る稲葉先生。目指しているのは、学習に役立つコンピューターの使い方を身に付け、コンピューターを使って自己表現できる子どもだ。学習を通し、ある児童は「人と協力することの大切さや自分でやりたいことをきちんと表す大切さ、手で書くことは難しくてもプログラミングならできることが分かって楽しかった」と語り、子どもたちは多くを学んでいるようだ。

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