つくば市/洞峰学園(2020年6月19日号)

未来を生きぬくための力を育む
教科横断的に学べる授業づくり

つくば市立洞峰学園は、「夢や希望をもち、未来に向かってたくましく生きる児童生徒の育成」を教育目標として各校が、今年度からの新学習指導要領を先取りした授業改善に取り組んできた。

道徳と体育をつなぎ人と人の共生を学ぶ
二の宮小の取り組みは子どもたちに、環境(かんきょう)や人権などより良い未来を築くために重要な課題を、自分たちの問題として話し合い、学び合いながら、新しい時代を生きぬく力を身に付けてもらおうというもの。一つの物事を多方向から見ることで考えをいっそう深められるよう、さまざまな教科を関連付けて横断的に学べる授業づくりをした。
例えば5年生では道徳の時間に、障害がある人もない人も生き生きと暮らせる社会について考えた後、それを頭の中だけの理解に終わらせず、おたがいを思いやる気持ちにつなげるため、体育の時間を使い、アダプテッドスポーツやパラスポーツの体験をした。

いろんな立場の人にスポーツの楽しさを
アダプテッドスポーツは、体を動かすのが得意な人も苦手な人も、スポーツの経験がある人もない人も、楽しさを味わえるようにしたもの。シッティング・シューター・バスケットボールもその一つで、フリースローを元にしており、体験では「すぐにゴールできて楽しかった」「続けてやってみたい」などの感想が出ていた。
パラスポーツの一つであるゴールボールは、視覚障害者のために考案されたもの。選手はボールに入ったすずの音をたよりに、体を投げ出してシュートを防いだりする。体験した子どもたちからは「目かくしをつけて一歩ふみ出すだけでもこわいのに、ボールを感じて動けるなんてすごいな」と、おどろきや尊敬の声があがった。

みんなで遊べるよう新しいルールを作る
子どもたちはほかにも、シッティングバレーやボッチャなどのパラスポーツを体験し、それらを元に、自分たちにもできる新しいアダプテッドスポーツを考えた。選手の人数を増やす、コートをせまくする、ボールを風船やピンポン玉にするなど、おもしろい意見がたくさん出た。
「決められたルールに合わせるだけでなく、自分たちで変えてもいいんだと気付き、みんなが話し合ってルールを作り、それぞれのレベルに応じて和気あいあいと楽しむことができた。昼休みなどにも、新しいルールで遊ぶ子どもたちの姿が見られる。今後もこの取り組みを続け、発展させていきたい。やればやるほどおもしろい発想が出ると思う」と、5年主任の先生は話す。

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