つくばみらい市/福岡小学校(2020年6月19日号)

感謝の気持ち育む「ありがとう集会」
ハートのカードで思い伝える

つくばみらい市立福岡小学校では一昨年から、子どもたちの心に感謝の気持ちを育てようと、「ありがとう」があふれる学校づくりを進めている。2月19日(水)には、集会委員会が「ありがとう集会」を開催(かいさい)。子どもたちはお世話になっている家族や友達、先生にあてて、感謝の気持ちをメッセージカードに書きこんだ。

お世話になった人思いペン走らせる
メッセージカードはハート型の色画用紙。昼休みに体育館に集まった全校児童は、「ありがとう」を伝えたい人の顔を思い浮かべながら、床(ゆか)に座ってペンを走らせた。
「お母さん、いつもおいしいご飯を作ってくれてありがとう」「友達へ、いっしょに遊んでくれてありがとう」「先ぱいの○○さん、掃除(そうじ)を教えてくれてありがとう」
思いのこもったハートのカードは、みんなで模造紙に大きなハートの形にはり、それを囲んで「ありがとうの花」を歌った。子どもたちは日々の生活の中で周りの人たちに支えられていることを感じ、感想を発表して温かい気持ちを共有した。メッセージカードはその後、校内の階段のおどり場に掲示(けいじ)。授業参観に訪れた保護者も笑顔で見入った。
「ありがとう」が育む自己肯定感や自己有用感
同小では一昨年から、「どんな些細(ささい)なことにも『ありがとう』」「あいさつや返事に『ありがとう』」「自分が生きていることに『ありがとう』」の3点をかかげ、感謝の気持ちを育てることに取り組んでいる。
「『ありがとう』の言葉を通して、子どもたちは人の役に立てたと実感でき、自己肯定(こうてい)感や自己有用感を育むことができる」と教頭。「ありがとう集会」などの学校行事を通じて感謝の気持ちを育むほか、先生が率先して子どもたちが手伝ってくれたときなどにすぐに「ありがとう」と声かけをしたり、地域の人と開催(かいさい)する運動会や秋祭りでは、準備から携(たずさ)わってくれた地域の人のおかげでみんなが楽しめることを伝えるなど、機会をとらえて子どもたちの感謝の気持ちが深まる働きかけをしている。
「ありがとう」の種を子どもたちの中に
2年間にわたる取り組みを通じて、子どもたちが作成する学級目標や作文の中にも「ありがとう」の言葉が増えてきた。「『ありがとう』を心をこめて言おう」「友達に物を借りたとき、『ありがとう』が言えてよかった」など、気持ちをこめることの大切さや周りの人への感謝の意識が育まれていることがうかがえるという。
教頭は「今は子どもたちの中に『ありがとう』の種をまいている。これから子どもたちがさまざまな経験を重ねる中で、芽が出て、花がさいてくれれば」と力をこめた。

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