土浦市/下高津小学校(2020年7月17日号)

「三密」さけ、避難訓練 感染防ぎ、力発揮できる環境に

新型コロナウイルスの感染拡大にともなう休校が明けた土浦市立下高津小学校で6月17日(水)、全児童が参加した避難(ひなん)訓練があった。子どもたちは分散して集合するなど「三密(密閉・密集・密接)」をさけた。同小では感染対策を徹底(てってい)、さらに校庭の緑を生かし、安心して力を発揮できる環境(かんきょう)づくりを進めている。

コロナ感染対策し分散して集合
「理科室から火災が発生しました。先生の指示に従い、校庭に避難しましょう」。午後1時45分校内放送がひびくと、防災頭きんをかぶった子どもたちは、マスクをした口をさらにハンカチでぎゅっとおさえ、小走りで校庭に向かった。
コロナ対策下での初の避難訓練。通常なら校庭の一か所に集まるところを学年ごとに分散して集合し、時間も短くするなど、「三密」をさけた。子どもたちは落ち着いて行動し、5分で全員が避難終了(しゅうりょう)。初めて体験した1年生の男子児童は「こわかったけど、先生の話を聞いてしっかりできた」と笑顔だった。

「しもたかつ」で感染予防の意識高める
6月8日(月)に授業が再開した同小。朝は児童の体温をチェックし、ポンプ式の消毒液で手指を消毒。教室内では座席の間を空け、トイレの前には間かくを空けて並べるよう目印をつけるなど、安心して学べる環境づくりに力を注ぐ。
また養護の先生が「しもたかつ」を頭文字にした標語「しっかり手洗い、もちろんマスク、たもとう人とのきょり、かんきもわすれずに、つづけよう」を作り、ろう下にけい示するなど、分かりやすい方法で子どもたちの予防意識を高めている。

自然とのふれ合いで自己肯定感育む
力を入れるもう一つの取り組みは、身近な自然への気づきを通した、豊かな心の育成だ。同小の校庭はシンボルツリーの多行松(たぎょうしょう)をはじめ、卒業記念植樹で植えられたクスノキやケヤキなど67種約200本もの樹木に囲まれ、雑木林のような築山やひょうたん型のビオトープもある緑豊かな環境。そこで今年度学校環境緑化事業モデル校の指定を受け、子どもたちが木の名前を学べる樹名板を取り付けたり、こん虫のすみかとなる木を植えるなど、いっそう自然に親しめる活動を進める予定だ。
校長は「自然を通して感受性を育むことで、子どもたちが自分や友達のよさに気づき、自己肯定(こうてい)感を高めることにつなげたい。コロナで不安もあるだろうが、子どもたちが友達と毎日明るく生活し、精いっぱい力を発揮できるようにしていきたい」と話している。

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