つくば市/大穂学園(2020年7月17日号)

新型コロナウイルスのため約2カ月おくれで始まった今年度。つくば市立大穂学園でも各校が感染対策を徹底(てってい)し、児童の安全確保に努めている。

感染対策の大切さを児童も理解して行動
要小では、学校全体で感染防止に取り組んでいる。低学年にも分かりやすい資料を作って説明し、「自分にできることをがんばろう」と、子どもたちに呼びかけた。
家では毎朝体温を測り、登校したらまずアルコールで手を消毒。休み時間ごとの手洗いも忘れない。密集しないよう、屋外の手洗い場や理科室の流し台などもフル活用し、学年ごとに場所や時間帯をずらして使う。正しい手の洗い方はビデオで学んだが、つめの周りや、指と指の間、親指のつけ根などは洗い残しやすい。「手洗いチェッカー」で自分のくせを知り、気を付けている。
校内は毎日2回、先生が総出で消毒する。昼休みはドアノブや手すりなど児童が手をふれる場所を中心に、下校後は教室のいすや机なども全部ふく。トイレの出入口には消毒シートを置いた。クルーズ船「ダイヤモンドプリンセス号」では、トイレが感染源の一つだったからだ。
マスクは「自分と、まわりの大切な人を守るため、わずらわしくてもがまんしよう」と呼びかけ、今では着用が当たり前になった。これからの季節は熱中症(しょう)も心配なので、近くに人がいないときは外し、家から持参した水筒(すいとう)で、こまめな水分補給を心がけている。

ウィズコロナ下での学びのあり方を探る
昇降(しょうこう)口や給食室など、混み合う場所では児童が密にならずに並べるよう、1メートルおきに目印をつけた。教室ではランドセルを置くロッカーや教卓(きょうたく)などもろうかに出し、机の間を広くした。今後は、飛沫(ひまつ)防止透明(とうめい)パーテーションを導入し、「主体的で対話的な深い学び」に欠かせないグループ活動も再開していく予定だ。
ほかの授業も様変わりした。体育では球技などは止め、ダンスなどを大きく広がって行う。音楽は合唱やリコーダーの演奏はせず、リズム楽器や音楽鑑賞(かんしょう)が中心だ。家庭科の調理実習もなくなった。給食はみんな前を向いたまま話をしないで食べ、クラブ活動ではビニールシートを間に置くなどしているが、それでも「やっぱり学校って楽しい」という子どもたちの笑顔が、先生たちのはげみになっている。
「学校から感染者を出さないよう、いろいろと制限がある中で、子どもたちの学びと生活環境(かんきょう)をどう確保するか、学校のチーム力が試されている。全員がそれぞれの立場で力を発揮し、できる範囲(はんい)でアイデアや知恵(ちえ)を出し合っている」と、教頭は話す。

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