つくば市/光輝学園(2020年9月4日号)

コロナ下での不安な心をケア さまざまな方法で深める交流

つくば市立光輝学園でも今年は、新型コロナウイルスのため、教育活動が制限されてしまう場面が増えている。「新たな方法を考え、できる限りの取り組みをしていきたい」と校長は話す。

「にこにこタイム」で 休校明けの学級づくり

今年度は4月初めから休校が続き、その後の分散登校を経て、6月8日(月)に通常登校に移行、入学式は6月13日(土)に行われた。学級活動の始まりも例年よりおそく、児童がスムーズに学校生活に入れるかが心配された。

そこで葛城小では今年度、居心地の良い学級づくりを目指して「にこにこタイム」を導入した。朝の自習時間などにコミュニケーションゲームやソーシャルスキルトレーニングを行うことで、友達と仲良くなり、クラスに良いふん囲気が生まれ、学校が楽しい場所になってくるという。

 

より身近に考えられた 「いじめゼロ集会」

同小では「いじめゼロ集会」のやり方も変わった。去年までは体育館に全校児童が集まり、各クラスが「いじめゼロ宣言」を発表していた。だが今年は密集をさけるため、ビデオ集会の形をとった。

代表委員会の児童らがクラスを回って発表の様子を撮影(さつえい)し、それらを1本の動画にまとめ、各教室の電子黒板などで上映した。ビデオには紙しばい形式も取り入れて、視覚的に分かりやすくし、「いじめのない笑顔で元気にすごせる学校にしよう」というメッセージを、みんながしっかりと心に刻むことができた。

映像作りにも子どもたちのアイデアが反映された。「ここは大事なところだから全員で声を合わせて言おう」などと話し合って演出を決め、クラスのいじめゼロ宣言を考えるときも、みんなが真剣(しんけん)に意見を出し合い、各クラスの個性がよく表れた集会になった。

学園内のふれあいも 今年度はリモートで

学園内の各学年で行う交流会や交流学習は、今年は中止したものや、やり方を変えたものも多い。例えば2年生の「私たちのまち」では、発表内容を紙に書いて学校間で回し、4年生の「ごみ削減(さくげん)を考える」では、スタディノートで作ったファイルを送り合うなど、それぞれ非接触(せっしょく)で交流する予定だ。

「光輝の木」は、各小共通で行っている取り組みだ。友達のいいところを見付けたら、リンゴ形のカードに書いてはり、みんなにも教える。今年は6月から活動を始めたが、例年通り、実の数は順調に増えている。

「人にほめてもらえることは、子どもには大きなはげみになり、また次のがんばりにつながる。それが友達の言葉だとさらにうれしい。自己肯定(こうてい)感や、自分の居場所がある安心感が得られる。今のような時期には特に重要なので、1年かけて活動を積み重ね、大きな木に育てていきたい」と校長は話す。

 

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