龍ケ崎市/八原小学校(2020年9月4日号)

コロナ対策で授業スタイルも変化 さまざまな工夫で質の高い教育

龍ケ崎市立八原小学校では今年度、新型コロナウイルス対策に重点を置きながら、「豊かな心」「確かな学び」「健やかな体」の重点3部会が中心になり、質の高い教育活動の創造に取り組んでいる。「今年は授業スタイルも大幅(おおはば)に変化した。新しい生活様式に順応しながら、学ぶ楽しさを失わない授業づくりをしたい」と校長は話す。

制限が多い中でも しっかりと学ぶ工夫

今年は休校期間があったことで授業日数が例年よりも少ない。それを補う方法の一つとして、同小では教科等横断的な教育課程を取り入れた。別々の教科でも内容に関連性がある場合は、学ぶ時期をそろえることで効率的に身に付けられる。

授業中もマスクを着用し「三密」をさけるだけでなく、グループ活動のときも机はつけず、あらかじめテーマをしぼり、ノートやふせん紙に自分の考えを書いて回すなど、短時間でスムーズに意見の交かんや共有ができるようにしている。

今年はまち探検などの校外学習も中止し、映像での学習に切りかえた。視聴覚(しちょうかく)室を使い、市が制作した地域紹介(しょうかい)ビデオを見て、学んでいる。「本当は本物にふれるのが一番だが、少しでも臨場感を高め、子どもたちの学習意欲を引き出そうと考えた」と、教務主任は話す。

ホームページを使い 休校期間中も交流

4・5月の休校期間中も、先生は子どもたちのことを一日も忘れず、学校のホームページに応えんメッセージをのせて、つながりを保ち続けた。例えばステイホーム中の体力低下を防ぐため、「手押(お)しずもう」「風船バレー」などの体を使ったゲームや、家庭でできるトレーニング方法なども紹介し、運動量の確保を呼びかけた。

また同小では学年ごとにさまざまな作物を育てているが、休校期間中は先生が植え付けや水やりなどの世話をして、生長の様子をホームページで見せていた。休校明けからは児童が世話を引きつぎ、その後の観察や収穫(しゅうかく)も無事に行うことができた。

例年とはちがう夏休み 家族との時間を大切に

今年の夏休みは約2週間と短く、また子どもたちも慣れない新生活様式などで目に見えないつかれがたまっている。このため家庭でしっかり心身を養ってもらおうと、例年のような夏休みの宿題は出さず、自由課題の作文や絵画だけにした。

夏休み中の「学びの広場」や図書館の開放はなく、ラジオ体操や夏まつりなど地域の行事も中止された。「コロナで消えたものをなげくのではなく、家族との交流を大切にしながら、じっくりと読書をしたり、ニュースを見て世の中のことを考えたりなど、自分と向き合う貴重な時間を過ごしてほしい」と教務主任。

最後に校長は、「今年はPTAや地域、教育委員会などの支えんを例年にも増して心強く感じている。コロナ対策では学校単独ではできないことや判断が難しいことも多い。各方面から快く協力いただき、学校に寄りそっていっしょに考えていただいている」と、学校を支えるさまざまな人々への感謝を述べた。

 

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