取手市/取手西小学校(2020年9月25日号)

命の大切さや尊さを伝えたい 校長先生が「命の授業」

例年よりも短縮された今年の夏休み。取手市立取手西小学校(でも2週間の夏休みを経て、8月19日(水)から授業が始まった。夏休み明けの学校では、コロナ禍(か)にある子どもたちの心に寄りそおうと、校長先生が全学年で道徳の授業を行い、命の大切さを伝えている。

詩をテーマに考える 大切にしたいこと

先月31日(月)に5年1組で行われた校長先生の「命の授業」。11才で小児がんで亡くなった宮越由貴奈さんの「命」という詩をテーマに、命の大切さについて考えた。命を電池に例え、「電池はすぐにとりかえられるけど、命はそう簡単にはとりかえられない」「私は命が疲れたと言うまでせいいっぱい生きよう」という詩を校長先生が朗読。生きたくても生きられない命があることを子どもたちに伝え、命の尊さや大切さについて考えた。命があるから学校に通える、友達とも遊べる、夢をかなえられると語りかけると、子どもたちは真けんに耳をかたむけた。そして授業の最後に、これから何を大切にして生きていくかを黒板に書くようにうながすと、「命と夢を大切にする」「生きていることを大切に」「家族を大切に」「自分の命も友達の命も大切」など、黒板いっぱいに子どもたちの思いが記された。

不安なときだからこそ 心のケアを

コロナ禍(か)の中、子どもたちは今まで経験したことがない不安の中で生きている。「休校期間が長く友達と遊べない日が続き、ストレスがたまっている子どもたちには、何よりも心のケアが大切だと感じた」と小林校長。感染の不安はもちろん、新型コロナウィルスに関連するいじめや差別なども問題となっており、改めて命の大切さを子どもたちに伝えたいと「命の授業」を思い立ったという。授業は順次、全学年でクラスごとに行っていく予定だ。

多数の先生で見守る チーム指導

取手市では今年度から、学級担任以外の先生も学級を指導し、多くの先生で子どもたちを見守る「チーム指導」を始めた。学年担当の先生が、その学年全員を見守ることを基本とし、教科ごとに先生が入れかわったり、朝の会や帰りの会、給食、清掃(せいそう)などの時間にも、担任以外の先生が指導したりする。また複数の先生が指導に当たるチームティーチングも行う。多くの先生がさまざまな視点で子どもたちを見守ることで、一人ひとりの小さな変化に気付いたり、先生同士が情報を共有できるようになることがねらいだ。校長先生の道徳の授業もチーム指導の一環(いっかん)で、教頭先生や教務主任の先生も、授業をしたり、いっしょに給食を食べたりしている。いろいろな先生に接することは、子どもたちにも新鮮(しんせん)で、楽しく学習や学級活動に取り組んでいるという。

まだまだ制約が多い学校生活だが、休止していたクラブ活動や縦割り班活動もこれから段階的に行っていく予定で、子どもたちは少しずつ通常の学校生活を取りもどしている。

 

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