つくば市/輝翔学園(2020年9月25日号)

Zoomアプリで家庭と接続 新型コロナ第2波への備えに

つくば市立輝翔学園で、学校と各家庭をビデオ会議アプリ「Zoom」で結ぶ接続テストが行われた。これは市のICT(情報通信技術)教育推進(すいしん)事業の一部で、新型コロナ第2波対策の一つでもある。

ステイホームのときも 学びを止めないよう

つくば市では総合教育研究所が中心になって、学校へのZoomの導入と活用を進めている。谷田部南小では7月後半から、計4回の接続テストを行った。保護者が仕事から帰ってきて家にいる時間帯をねらい、ほとんどの家庭で1回以上の接続が確認できたそうだ。

「春の休校期間中はメールや電話、ポスティングなどで家庭との連らくをとっていた。そういうときZoomなら児童の顔を見ながら話せ、声や表情から『元気そうだな』などと様子を知ることができ、児童も先生の顔を見て安心できる。児童の質問への回答や、保護者との意見交かんもスムーズになる」と、同小の教頭は利点を話す。

だが問題もある。インターネット環境(かんきょう)のちがいだ。子どもが専用のパソコンを持ち、自分で操作できる家庭もあれば、保護者のスマートフォンを使うとか、1台の端末を兄弟で共有するといった理由で、限られた時間帯にしか接続できない家庭もある。このため市では、家庭向けにタブレット700台やルーターなどを用意し、学校を通じて貸し出すことで、すべての児童生徒が十分な環境を得られるよう支えていくという。

また市では、国のGIGAスクール構想を受けて、各校への校内LANの整備も夏休み期間中に進めてきた。これにより高速大容量の通信回線が各教室に配備され、複数のクラスの子どもたちが一斉(いっせい)にインターネット接続してもスムーズに使えるようになる。

学校ごとに工夫して さまざまな行事を再開

1学期は多くの行事が中止や延期になった。だが運動会や修学旅行など重要な行事は、なるべく工夫して実施(じっし)し、例年より小規模になったとしても、子どもたちの印象に残るものにしたいと取り組んでいるという。

「初めての経験だが、やるかやらないか、やるならどうやるかなど判断が難しく、かなり時間をかけて検討した。子どもたちが『今年だけは何もなかった』という思いをすることがないよう教職員全員で力をつくし、できる範囲(はんい)で思い出づくりをさせてあげたい」と校長は思いを語った。

 

 

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