つくばみらい市/富士見ヶ丘小学校(2020年9月25日号)

水の自販機でコロナと熱中症対策 安全安心な環境で「分かる」授業を

つくばみらい市立富士見ヶ丘小学校で8月24日(月)、16日間の短い夏休みが終わり、学校生活がスタートした。新型コロナウイルスと熱中症(しょう)対策のため、校内には新たに無料の水を配る自動販売(はんばい)機も登場した。同小では安全安心に注意をはらいながら、先生のアイデアも取り入れ、重点目標の「よく聴(き)き、考える」学習に力を注ぐ。

蛇口からの感染防ぐ 力強い味方登場

909人と、つくばみらい市内の小学校で最も児童数が多い同小。手洗い指導の徹底(てってい)や間かくを空けて並ぶといった感染症対策に加え、8月以降はオープンスペースのとびらを開け空気を入れかえながらエアコンをかけるなど熱中症対策にも力を入れる。

その力強い味方が、夏休み明けに登場した水の自販機。同市が感染症・熱中症対策のため、市内14小中学校に9月末までの予定で設けた。水とうの水を飲みきった子が、水道の蛇口(じゃぐち)にふれることによる感染を防ぐことがねらいだ。

24日、登校した子どもたちは、昇降(しょうこう)口前など3か所に設けられた自販機を見つけ、めずらしそうな表情。先生に使い方を教えてもらい、ボタンをおしてペットボトルに入った水を自分の水とうに移しかえ、ごくごく飲んだ。「とくに低学年は意外にあせをかくし水とうも小さい。安全に水分補給ができていい」と教頭は喜ぶ。

「質問することは 勉強している証拠」

同小では、「よく聴き、考える」学習に力を入れている。新型コロナによる休校の影響(えいきょう)で授業のスタートは遅れたが、先生は子どもたちが授業を集中して聴き深く考えることを通して「分かる」ことを大切にする。さらに「分からないことを聞くことは一生けんめい勉強している証拠(しょうこ)」と述べ、いつでも質問できるふん囲気作りを心がける。

また「密」になりがちなグループ学習の代わりに個別学習に力を入れ、一人ひとりにじっくり目を配る。「今年は子ども中心の教育の原点に立ち返る機会とポジティブにとらえ、子どもたちにしっかり向き合いたい」と校長は強調する。

アイデア生かし 感染症に強い学校つくる

同小では学校行事も、11月の運動会を2学年ずつ3回に分けて開くよう計画するなど、安心して参加できる工夫を重ねている。また保護者も夏休み中にのび放題となった校庭の草むしりにボランティアで取り組んでくれたり、専門的なスキルを持つ人が「学習のお手伝いができれば」と声をかけてくれたりと、学校の教育活動に協力的だ。

創立3年目をむかえ、児童数も年々増え、活気にあふれる同小。校長は「先生も専門性や豊かな経験を持つ人などバラエティ豊かなのが強み。それぞれのアイデアを授業や行事、子どもの接し方に生かし、感染症に負けない学校づくりに取り組んでいきたい」と力をこめる。

 

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