龍ヶ崎市/川原代小学校(2020年12月18日号)

みんなで考えて選んだ
私たちだけの学校キャラクター

龍ケ崎市立川原代小学校で9月に、学校オリジナルのマスコットキャラクターをつくろうという初の試みがあった。子どもたちからデザイン画を募集(ぼしゅう)、集まった全ての作品を掲示(けいじ)し、投票でグランプリが選ばれた。これは「どこにもない、私たちだけのキャラクター」としてみんなの自慢(じまん)で、学校のシンボルにもなっている。

投票所の周りにはたくさんの笑顔が
デザイン画を提出したのは、全校児童の半数以上の46人。低学年のほほえましい作品から、高学年の完成度の高い作品まで、それぞれ休み時間や家庭学習の時間などを使い、夢中になって描(か)いてくれた。キャラクターにはクレヨンや色えんぴつなどで色をぬり、名前も自分で付けている。
中には地域名産の川原代ネギや龍ケ崎トマトを題材にしたり、校庭にあるサクラの木や八幡神社の鳥居を取り入れたり、ほかにも小貝川や水田風景など、学校の周りのものをよく観察して利用した子も多い。
集まった作品は昇降(しょうこう)口前にはり出され、登校してきた児童はランドセルを置くのも忘れて、すぐにその場で「あれが面白い」「これがかわいい」と盛り上がり始めた。登校班の付きそいで来た地域の人たちも「これはだれが描いたの?」などと子どもたちに話しかけ、いっしょになって楽しんでいた。

廣澤さんの作品がグランプリに選出
投票の結果、グランプリに選ばれたのは、4年1組の女子児童の作品「かわらっこ」。くりくりした目と、おなかのハート型のポケットがチャーミングだ。

「かわらっこ」は今、ろう下のポスターや、便せんのワンポイントなど、校内のあちこちで使われている。「かわらっこ」を中心に、みんなの作品を散りばめたクリアファイルも作られ、保護者や地域の人たちに親しまれている。「かわらっこ」を描いた大きな旗を作り、毎朝、国旗といっしょに掲揚(けいよう)しようという計画もある。
今後は、みんなが「かわらっこ」を描けるようになって、もっとさまざまな使い方をしようと話し合っている。いろんな衣装を着せてファッションショーを開いたり、ポーズや表情などのバリエーションも増やして、みんなが描いたたくさんの「かわらっこ」が学校から飛び出していくと、さらに楽しくなりそうだ。

みんなが学校を愛し良さを考えてくれた
今年は運動会や修学旅行などさまざまな行事で中止が相次ぎ、気持ちがしずむ場面が多かった。だがこのコンテストによって久しぶりに、子どもたちのはしゃぐ声が校内いっぱいにひびきわたった。
「このような取り組みは周辺の学校にも前例がないことで、職員全員で頭をひねりながら進めてきた。子どもたちが喜んでくれて何より。ほっとしたのとうれしさで涙(なみだ)が出そうになった」と教頭。「みんながこの学校のことを考えて、特ちょうや良いところを探して絵にしてくれた。そこに意義があると思う。学校への愛着や愛校心にもつながる。応募してくれた一つ一つの作品は、どれも大切にしていきたい」と話していた。

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