取手市/山王小学校(2020年12月18日号)

農業体験や和太鼓
コロナ禍でもできる活動を継続

市内で最も小規模な取手市立山王小学校。地域との結びつきが深く、例年は地域の人たちとの交流も積極的に行ってきたが、今年はコロナ禍(か)で多くの活動が制限されている。その中でも「できることをやっていこう」と、感染症(かんせんしょう)対策をしながら、子どもたちの思い出作りをしたいと考えている。

全校で盛り上がったスポーツフェスティバル
11月19日(木)、運動会に代わる行事として、子どもたち主体のレクリエーション「山王小スポーツフェスティバル」が行われた。1~3年生はしっぽとり、4~6年生はドッジボール、全学年で長なわ8の字とびとリレーを行い、59人の全校児童を二つに分けた縦割り班で競った。6年生を中心に業間休みや昼休みなどに練習を重ね、作戦を話し合ってむかえた当日。保護者の参観はできなかったが、「コロナに負けずに楽しもう 交流深めるスポーツの秋」のスローガンのもと、全校児童で大いに盛り上がり、心温まるイベントとなった。

農業体験で収穫の喜びを実感
「コロナ禍の中でも子どもたちのために、できる活動をやっていきたい」と話す校長。「新しい生活様式」を守りつつ、これまで行ってきた活動はなるべく継続(けいぞく)したいと、1~4年生は、地域の人が貸してくれている「山王小みどり農園」でサツマイモほりを行った。苗(なえ)植えの時期が休校期間中と重なったが、子どもたちが学校にもどったときに収穫(しゅうかく)できるようにとの思いから、先生や地域の人たちで春に苗を植えた。学校が再開してからは子どもたちが草取りを行い、大事に育ててきたサツマイモ。天候不良で生育が心配されたが、大きなサツマイモが次々にとれ、子どもたちからは歓声(かんせい)が上がり、収穫(しゅうかく)の楽しさと喜びを味わった。
一方、5、6年生は稲(いね)かりを行った。田植えは休校期間中でできなかったため、地域の人たちが育ててくれた稲を、かり方や束ね方などを教えてもらいながら作業をすすめ、農家の人たちの苦労を体験した。

地域の伝統を受けつぐ太鼓の演奏を披露
長年、6年生が取り組んでいる和太鼓(わだいこ)も地元の人の指導のもと、地域の伝統を受けつごうと練習にはげんできた。練習の成果は毎年、秋に行われる「山王フェスティバル」で保護者や地域の人に披露(ひろう)してきたが、今年は中止になったため、11月20日(金)には校内で、同27日(金)には保護者に向けて発表した。コロナ禍で6年生の活躍(かつやく)の場が少なくなっている今年度だが、はっぴに身を包み、威勢のいいかけ声をかけて力強く和太鼓をたたく姿は、最高学年にふさわしい堂々としたもので、12人の6年生は達成感に満ちた笑顔を見せた。
少人数だからこそ「密」を気にせず、のびのびと学校生活が送れる同小。地域の人たちに見守られ、昨年は100日をこえたという「欠席ゼロ」の日の記録を今年も順調にのばしている。

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