龍ケ崎市/龍ケ崎西小学校(2021年2月26日)

中学生が協力、英語で郷土学習 ICTを使い仮想の史跡めぐり

 

龍ケ崎市立龍ケ崎西小学校では今年度、愛宕中学校区における小中一貫(いっかん)教育の取り組みで、5年生が中学生の作ってくれた教材を使い、郷土学習の要素を取り入れた英語の学習をした。ICT(情報通信技術)を活用し、現地へ行かず教室内で仮想の史跡(しせき)めぐりをする内容で、子どもたちは楽しみつつ地域の宝について学んだ。

 

タブレットから 流れる中学生の声

同小では毎年3年生の体験学習で史跡めぐりをしており、今回はその発展形とも言える。大きなちがいは「マチアルキ」という情報発信アプリを活用したこと。配られた地図の写真にタブレットをかざすと、画面からその史跡を紹介(しょうかい)する英語のナレーションが流れてきた。これは愛宕中の3年生がふきこんだもの。

「英語の文章は、中学生が5年生のレベルに合わせて作ってくれた。小学生が聞いても自然に理解でき、中学生にも復習の良い機会になったと思う」と5年生担任で外国語主任の先生。

学校から史跡まで 英語で道案内も

2時間の授業のうち、1時間目はアプリで各史跡の説明を聞くほか、新しく出てきた単語はみんなでくり返して練習した。中学生のナレーションは「発音が上手で聞き取りやすく、初めて聞く言葉もていねいに教えてもらい、分かりやすかった」と、児童にも好評だった。

2時間目は各自が好きな史跡を選び、学校からそこまでの行き方を英語で考えた。作った案内文をワークシートに書き、となりの子とペアになって練習した後、ALT(外国語指導助手)の先生に向かって発表し、その様子をほかの子は、電子黒板に映された地図で確かめながら見守った。案内できた子は満足そうに、ごほうびにもらったシールをワークシートにはった。

郷土愛を育みつつ 身近なものごとに学ぶ  

今回出てきた史跡は、児童にとって親しみある場所ばかり。積極的に取り組んで、知識が役立つ生きた勉強にもなった。

ある児童が道案内に選んだのは米薬師堂。お米を供えていのると子どもの病気が治ったという伝説があるそうだ。「行き方はよく知っているけれど、ここをこう行くとか道順まで意識したことはなく、ふだんは考えていないことを考えておもしろかった」と感想を述べた。

教務主任の先生は「ICTの活用にはコロナ対策もかねて力を入れている。時間と空間の制約がなくなり、学校同士を結んで意見を交わすなど小中連携(れんけい)がさらに活発になりそうだ。今後も利用の幅(はば)を広げていきたい」と話した。

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