牛久市/中根小学校(2021年2月26日)

大規模校ならではの工夫で送る コロナ禍の学校生

県内の小学校で最も児童数が多い牛久市立中根小学校。コロナ禍(か)の中、大規模校ならではの課題も多く、試行錯誤(しこうさくご)しながらさまざまな取り組みを行ってきた。三大行事の一つである音楽会の「ミュージックフェスタ」は中止せざるを得なかったが、運動会と持久走記録会は検討を重ねて工夫をし、形を変えて行うことができた。

牛久運動公園で 密を避けて運動会

10月2日(金)、秋晴れの下で運動会が行われた。今年度のスローガンは「仲間とともに支え合う特別な運動会」。「密」にならないようにするため、広々とした牛久運動公園の多目的広場で行い、保護者の参観も1家庭2人までに制限した。例年とは異なる運動会であることを子どもたちも意識し、午前中だけの短い時間だったが全力で取り組んだ。

競技は低学年と高学年に分け、前半の1~3年生は競技が終わると保護者といっしょに解散し、後半は4~6年生だけで行った。それぞれの学年が徒競走と、表現運動または団体競技の2種目に参加し、1年生は元気いっぱいにダンス「マスカット」を披露(ひろう)。5年生の綱引き「ミッション:インポッシブル」では、一度に大人数が参加できるよう2本の綱を組み合わせ4方向で引き合い、子どもたちは大いに盛り上がった。また最後の運動会となる6年生も、みんなが心を一つにして「Rat-tat-tat」を笑顔いっぱいでおどった。

手作りコースで 持久走記録会

12月にひたち野さくら公園で行う予定だった持久走記録会は、感染拡大の影響(えいきょう)で同公園が利用できなくなったため、場所を校庭に変こうし、学年ごとに行った。校庭のトラックでは距離が短いため先生たちが工夫をしてコーンを立て、ジグザグに走る1周660メートルのコースを設置。数十人のグループごとに周回してタイムを競った。子どもたちは精いっぱい走り、待機している子どもたちは、声を出さずにはく手で応えんした。

試行錯誤をくり返して 大人数でもできること

「行事や活動の制限のある中で、何ができるだろうと考えていた一年だった」とふり返る副校長。5年生は宿泊学習の代わりに筑波山登山に行き、校内で勾玉(まがたま)を作った。6年生の修学旅行は日光方面への日帰り旅行に変こうし、見学地で密集しないよう、二つのグループで旅程を分けて見学時間をずらすなど工夫をした。

「行事を通して子どもたちは多くのことを学び、成長していく」と校長。できるだけ行事を経験させたいと試行錯誤(しこうさくご)をくり返しながら対応してきた。保護者も先生たちの負担を少しでも軽くし、子どもたちのためになればと多くの人がボランティアに参加。校内の消毒作業を分担して行い、運動会では消毒活動やけが人の対応にあたったりするなど、協力をしてくれた。ふだんの生活でも、休み時間の校庭利用を下学年と上学年に分け、密になるため学年全体の活動ができないなど制約も多いが、保護者や地域の人たちに見守られ、子どもたちは元気に学校生活を送っている。

 

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