守谷市/高野小(2021年3月12日号)

教科担任制で学習の質向上へ
子どもたちの興味関心を高める

守谷市では、学校教育を支える市独自のスクールスタッフを配置している。その一つが、小学校高学年の教科担任制。守谷市立高野小学校でも、理科、音楽、図工を専門の先生が指導をすることで、授業の内容が充実(じゅうじつ)し、子どもたちは意欲的に学習に取り組んでいる。

教科担任ならではの工夫とアイデア
「きれいな花を見つけた、早く先生に見せないと」「金かん日食と部分日食のちがいについて書いてある記事をみつけたよ」、子どもたちの元気な声が聞こえる理科の時間。教科担任の先生は校庭に出て草花を観察して名前を教えたり、さまざまな実験を行ったりするなど体験活動を重視した授業を行っている。5年生の授業ではふり子の学習で、校舎の3階から垂らしたロープに大きな箱を付けて動きを確認。6年生の授業では、本物のブタの心臓を解ぼうし、手で実際にふれながら観察した。遊びのような感覚で自然科学を学ぶ楽しさを伝えてくれる授業を子どもたちは楽しみにしており、身の回りの自然や現象について興味関心をもつ子どもたちが増えてきた。
また音楽の授業では教科担任の先生がひと工夫。感染対策のためふくことができない鍵盤(けんばん)ハーモニカの学習にフットポンプを使い、足でおしてたくみに空気を送りながら音を出して練習し、みんなで演奏を楽しんだ。
図工では6月に5年生が学校のとなりにあるお寺の写生に挑戦(ちょうせん)した。教科担任の先生は切り絵を使った構図の描(か)き方や、絵筆だけでなく刷毛(はけ)や歯ブラシを使った彩色(さいしょく)の仕方など分かりやすく教えながら、子どもたちの感性や想像力を上手に引き出し、子どもたちは、それぞれが見事な絵を描き上げた。

学級担任と教科担任がともに力を合わせて
教頭は「さまざま工夫やアイデアで子どもたちが興味をもって取り組める授業を行ってくれる教科担任のおかげで、専門性が高い3教科の授業の質が向上し、子どもたちも意欲的に学習に取り組んでいる」と話し、効果を実感している。
一方、教科担任が授業を行ってくれることで、学級担任は週あたり5~6時間の空き時間ができ、教材研究や家庭学習の確認に当てることができるようになった。また専科の先生の授業を見学したりすることで、自身の授業の参考にもなっている。「学級担任と教科担任がともに力を合わせ、一人ひとりがかがやく活力ある学校づくりを推進していきたい」と教頭は力をこめた。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA