龍ケ崎市/松葉小学校(2021年4月23日号)

「龍・流連携」で可能になった新しいバスケットボールの授業

龍ケ崎市が市内にある流通経済大学と、はば広い分野で協力する「龍・流連携(れんけい)」事業。龍ケ崎市立松葉小学校でも、その恩恵(おんけい)をさまざまな形で受けている。5年生は体育の時間に、流通経済大学スポーツ健康科学部の教授が考案したバスケットボールの授業を受け、子どもたちは楽しく意欲的に学ぶことができた。

みんなで協力してゴールに向かう
昨年度、5年生が受けたバスケットボールの授業は6回。最初はパスとシュートの練習、次はコート半面を使って3対3のゲーム、最後はフルコートで3対3のゲームと、毎回少しずつ内容が高度になっていった。
小学生にはドリブルやシュートが難しいので、授業ではドリブルは使わず、パスをつないでゴールへ向かうことに意識を集中させた。シュートはリングに入らなくてもシュートゾーンから打つだけで1点、ボールがリングに当たればもう1点と、部分点がもらえて楽しさが味わえる。
ゲームでは、全員がボールを回すためによく走り、積極的にプレーにかかわった。1チームの人数が3人と少なく、しかもドリブルなしのルールなので、みんなが協力して動くことが必要。特にボールを持っていない子がどのタイミングで、どのスペースへ動くかがカギとなるそうだ。

自分たちで考え意欲が上がる授業
ゲーム中に攻守(こうしゅ)の切りかえはなく、1プレーごとに次のチームと交代する。このためゲームの流れが止まらず、テンポよく続く。一度うまくいかなくても、またすぐに順番が来るので、次はどうせめるか考えて、試してはまたふり返りながら、考えを深めていける。授業中はワークシートも活用し、各チームがそれぞれ意見を出し合って、自分たちなりのやり方を見い出していく。
「プログラムやルールの一つひとつが、子どもたちの意欲が上がるよう、よく考えて作られている。われわれ教員にとっても勉強になり、ほかの授業にも応用できそうだ」と、体育主任の先生。

児童にもうれしい大学生との交流
同小では昨年度、ほかにも龍・流連携の取り組みがいくつもあった。救急救命講習会では大学生20人が来て、心臓マッサージの仕方とAED(自動体外式除細動器)の使い方を教えてくれた。練習用のダミー人形も2人に1台用意され、児童一人ひとりが十分に訓練を重ねることができた。
持久走記録会「松葉レース」では大学生3人が来て、全レースを児童といっしょに走りながら、温かい応援(おうえん)やはげましの言葉をかけ、このため全員が最後まで走りきることができた。
教頭は「大学生は年れいが近いので、子どもたちとすぐ親しくなり、はげましの言葉も効果が大きかった。走るのも速いので、みんなの尊敬とあこがれの的になっていた」と、良い交流があったと話していた。

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