取手市/宮和田小学校(2021年4月23日号)

コロナ禍だからこそできること
自ら考えて「心の根」を育てる

昨年創立40周年をむかえ、校舎や体育館の全面リニューアル工事を終えた取手市立宮和田小学校。工事のために教室の引っ越しをしたり、校庭が使えなかったりと不便なことも多かったが、子どもたちは落ち着いて元気に学校生活を送ってきた。白と青に生まれ変わった校舎で、一人ひとりが「コロナ禍(か)だからこそできること」に取り組んでいる。

自分たちで作り上げた「DOHO2020」
学校行事が制限された昨年度、運動会の代わりに行われたのが学年ごとのスポーツフェスティバルだ。紅白に分かれて徒競走などの個人種目と団体競技を行い、全学年の総合点で勝敗を競った。
中でも5年生は宿泊学習の代わりの行事として11月に洞峰公園(つくば市)で、東京オリンピックにヒントを得て「DOHO2020」とネーミングした運動会を開催(かいさい)した。7月には「組織委員会」を立ち上げ、全員が5部署15課のいずれかに所属して子どもたち中心に準備を進めた。大会のロゴデザインを考えメダルや賞状を用意した広報部、種目を決めた種目企画部、各部との調整や全体の進行を行った総務部など、それぞれがやるべきことを考え、アイデアを出し合い、大会を作り上げた。
また宿泊学習で行う予定だったオリエンテーリングを筑波大学の学生に協力してもらって行い、ネイチャーゲームも取り入れた。子どもたちは4チームに分かれ、チームフラッグも用意。当日は「ジェスチャーリレー」や「しっぽとり」などの種目で、チームが団結して大いに盛り上がり、優勝チームにおくられたおかしの手作りトロフィーに歓声(かんせい)があがった。

自分たちで考えて積極的に活動
ふだんの学校生活でも何ができるかを考え、体育委員は「見守り隊」を結成。「密」になって遊んでいないか、工事で危険な場所に近づいていないかなどを見回り、低学年には遊具の使い方を教えたりもした。保健委員は手洗い場の石けんの補充(ほじゅう)を行い、企画委員の「黙働(もくどう)隊」は、おしゃべりをしないでそうじを行っているか見て回った。また、「6年生を送る会」では、学年ごとにビデオメッセージを送ったり、プレゼントを作ってわたしたり、かざりつけをしたりして感謝の気持ちを表した。 「コロナで制限も多いが、こんなこともできた、あんなこともがんばれたと思ってもらえるようにしたい」と教頭は話し、子どもたちを見守っている。

教科担任やチーム指導多くの先生で見守る
昨年度から3年生以上では教科担任制を取り入れ、1・2年生は学年ごと、3・4年生と5・6年生は2学年ごとに、学年と特別支援(しえん)の先生全員で学年全体を見守るチーム指導を行っている同小。子どもたちは多くの先生とかかわるようになり、いろいろな授業を受けられることを楽しみに学習に取り組んでいる。コロナ禍の中でも子どもたちは自分たちができることを一生けん命がんばり、多くの体験を通して「心の根」が育っている。

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