水戸市/酒門小学校(2021年6月18日号)

子どもたちの出番がたくさん
明るくのびのび育つ

水戸市立酒門小学校は、1年生から4年生が4クラスずつ、5年生と6年生がそれぞれ3クラスあり、宅地の開発とともに児童数が年々増加している。学校のシンボルは校庭にそびえる2本の大イチョウの木、夏にはすずしい木陰(こかげ)を子どもたちに提供してくれる。

みんなで取り組む感染予防対策
コロナウイルスの感染予防対策として、同小では体温などを家庭で記入した健康チェックカードを登校時に全員チェックする。教室に入る前にはアルコール消毒液で手を消毒し、教室内は密にならないようにできるだけ1メートル間かくが取れるように机を配置。楽しい会話をしながらの給食の時間も、今は前を向いて黙食(もくしょく)となっているが、子どもたちはマスクの生活にも慣れて元気に学校での時間を過ごしている。

地域の伝統に親しみながら交流
同小の特色は、地域の伝統に親しむ活動を毎年行っていること。3年生は「大根むき花」。明治時代ごろから地域で受けつがれてきた伝統文化で、包丁1本と大根1本からボタンやキク、アヤメなどの花を作り上げていく。例年は保存会の人たちといっしょに体験するが、今年は感染予防のため作っているところをクラスごとに見学したり質問したりした。
4年生は、和太鼓(わだいこ)の演奏に挑戦(ちょうせん)。芸術家派遣(はけん)事業で来てくれた先生たちにクラスごとに教えてもらい、体育館に迫力(はくりょく)のある和太鼓の音がひびきわたった。
6年生は、水戸藩第九代藩主(はんしゅ)徳川斉昭公が始めたと伝わっている七面焼を体験。わずか30年余りで途絶えてしまった幻(まぼろし)の焼き物と言われる七面焼を、現代に復活させた七面会の先生たちが指導に来てくれる。毎年行っている活動だが、感染予防対策として現在は全クラスではなく、1クラスずつ体育館で行なっている。焼き物に使うねん土には、ふるさと酒門の土も入っているという。

だれもが活やくできる出番づくり
同小の目標は、「人間性豊かな心身ともにたくましい児童の育成」。そのために今学期は、子どもたちが自分たちで考えて行動できるように見守りながら、授業や係・委員会活動の中で子どもたちが活やくできる出番づくりに取り組んでいる。教頭は、「出番づくりを通して、一人ひとりが自分が人に必要とされているという気持ちを持てるようになり、目標に向かってねばり強く努力できる子に育っていってほしい」と話した。明るくのびのびと育つ「さかどっ子」を校庭の大イチョウが見守り続けている。

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