つくばみらい市/谷原小学校(2021年6月18日号)

全校児童73人が田植え体験
地域の協力で米作り体で学ぶ

つくばみらい市立谷原小学校で5月25日(火)、全校児童73人が田植えを体験した。保護者や地域の人でつくる「米プロジェクトチーム」が協力。子どもたちは植え方を教わりながら、コシヒカリの苗(なえ)を手植えした。同小ではこのほか子どもたちが地元のお年寄りから伝統のおはやしを学ぶなど、地域との絆(きずな)を教育活動に生かしている。

高学年と低学年ペアでていねいに苗を植える
学校近くにある約1500平方メートルの田んぼ。高学年と低学年がペアになり、くつ下姿でそろそろとぬかるみに入った。米プロジェクトチームの13人は子どもたちといっしょに汗(あせ)を流し、「苗は下の方まで差しこんで」などとアドバイス。子どもたちは手足をどろだらけにしながら、苗をていねいに植えていった。
次第に慣れて手早く植えられるようになると「おお、上手になったなあ」とチームの大人から声がかかる。おっかなびっくりの1・2年生には、高学年のお兄ちゃん、お姉ちゃんが「だいじょうぶ」とやさしくはげます。みんなで協力しながら、昔ながらの米作りの大変さ、お米の大切さを体全体で感じた。
2年男子児童は「どろがぬめぬめして最初は慣れなかったけど、地域の人や6年生に教えてもらってうまく植えられるようになった」。6年生の女子児童は「低学年がこけないように気を配った。おいしいお米ができることが楽しみ」と笑顔を見せた。

地域の人は米作りの力強い味方
田植え体験は、米作りを通して、自然とふれあい、農業への理解を深める米作り活動の一環(いっかん)。毎年の行事だが、昨年は新型コロナウイルスの影響で中止ととなったため2年ぶり。子どもたちはマスクをしっかり着用、感染対策に気を配った。秋の稲(いね)かりも全員で取り組む予定だ。
この活動の心強い味方が、毎年サポートしてくれる米プロジェクトチームだ。同小周辺は県内有数の米どころ。米作りのベテランが中心となり、長年つちかった技術や工夫で子どもたちを支えてくれる。4月に赴任(ふにん)した校長は「今年創立73年だが分校時代からの歴史はもっと長く、地域のみなさんはとても協力的。子供を温かく見守り、要所要所でフォローしてくれ、ありがたい」と喜ぶ。

地域とのつながりが子どもの安心感育む
このほか同小では、子どもたちが地元のお年寄りから地域の伝統行事「西円山祈祷(きとう)ばやし」を学ぶ活動に取り組んでいる。11月の運動会とお祭りを合体させた行事「やわらっ子フェスティバル」では、みんなで作った米をおにぎりなどで来場者に提供、5・6年生がおはやしを演奏する予定だ。また昨年度から保護者や地域の人がボランティア登録し、学習支援(しえん)員として書道やそろばんなどの授業をサポートしたり、除草を手伝うなど、先生の負担を軽減する活動にたずさわっている。校長は「このような交流が子どもたちに地域に育ててもらっているという安心感を育み、健やかな成長につながっている」と話す。

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