龍ケ崎市/馴馬台小学校(2021年7月16日号)

タブレット端末で動画を見ながら
家庭科の授業でナップザック作り

龍ケ崎市立馴馬台小学校では今、6年生が家庭科の授業で、専科教員の先生の指導のもと、ナップザック作りにいどんでいる。GIGAスクール構想により今年から導入された1人1台のタブレット端末(たんまつ)も積極的に活用し、ぬい方を教える動画教材を見ながら、子どもたちは2人1組で、たがいに教え合って作業を進めている。

自分たちで調べながら見たままに作業できる
ぬい方を動画で見られる利点について、ある6年女子児童は「分からないところを、そのつど先生に聞かなくても自分たちで調べられ、どんどん先へ進められた」と話している。
動画での説明は、言葉や文章よりも具体的で、理解が深まりやすいという。「自分たちがしたい作業そのものを見せてくれるので、見たままにやればいい。途中(とちゅう)の省略もなく、順番通りに進めてくれる」と先生。
知りたいところを探すことも容易だ。分からなくなったときは巻きもどして、前から見返せばいい。早送りにすれば、この先の作業をどう進めればいいか見当を付けることもできる。それぞれのペアは、1人がタブレットを操作して相手をサポートし、途中で役割を交代しながら作業を進めていった。

コロナが終息したらサポーターの再開も
ミシンの使い方は、子どもたちは5年生のときに学んでいたが、今回は久しぶりとあって、思い出しながらの操作となった。
例年は、保護者らのボランティアによる「馴馬台サポーター」の人たちが、ミシン授業の補助にも入ってくれていた。今はコロナ禍(か)のためサポートをお願いできない状況(じょうきょう)だが、タブレットを活用することで、なんとか授業を進めることができた。
「コロナが終息すれば、また馴馬台サポーターのみなさんの力をお借りしながら教育活動を進めていきたい。ミシン授業だけでなく校外学習の見守りや環境(かんきょう)整備など、たくさんかかわっていただいている。ICT(情報通信技術)に精通した人もいるので、1人1台の端末もさらに活用できるようになると思う」と校長。
学級にも効果が高い
2人目の先生の存在
今回のナップザックの製作は、何時間もかけて行う本格的なもの。「子どもたちがふだんから使えるものを、自分の手で作りだす。大きな自信や喜びにもつながると思う」と先生。今年度から同小で、高学年の音楽と家庭科の専科教員を受け持っている。
茨城県では今年度から全ての小学校に専科教員が入り、より専門性の高い深い学びを提供し始めている。担任とのチームティーチングでよりきめ細かく児童を見られる、あるいは担任の授業負担を軽減できるといった効果もある。
「担任は空き時間にテストの採点や授業準備、事務作業などができ、働き方改革にもつながった。生活指導のときも授業を止めずに済み、じっくりと子どもに向き合って話を聞くことができる。子ども一人ひとりを大切にした学級経営にもつながると思う」と校長は話している。

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