つくば市/春日学園義務教育学校(2021年7月16日号)

授業や学校生活が便利になる
協働学習ツール「Teams」

つくば市では昨年末から、協働学習に適したツールとして、コミュニケーションアプリ「Teams(チームズ)」を、GIGAスクール構想で導入している。つくば市立春日学園義務教育学校では、4月末から地域の外部講師を活用した教職員対象の講習会を開くなど、いち早く動き始め、その成果を還元(かんげん)する形で、授業などでも積極的な活用を進めている。

先生とみんなをつなぐ連絡ツールにも使用
Teamsには、ビデオ会議が手軽にでき、メッセージやファイルのやり取りにも使えるという便利さがある。春日学園では今、教員同士の連絡(れんらく)はすべてTeamsを使い、職員会議のときも校内のあちこちからオンラインで参加。職員室に集まる必要がなくなり密をさけられるほか、移動の時間や手間が省けるといった働き方改革の効果もあった。
子どもたちもTeamsの便利さに親しみ、学級活動で生活目標を決めるときの意見集めに使ったり、児童生徒総会では各学級とオンラインで話し合いながら、資料を送り合ったり、質問を受け付けたりもした。
先生から子どもたちへは、宿題の連絡やプリントの配布などに使われている。小テストの自動採点や自動集計も可能であり、学習の定着度合いをすぐに確認し、次の授業に生かすこともできる。急な休校のときも家で課題を進められるよう、5年生以上はタブレット端末(たんまつ)を毎日持ち帰っているそうだ。
意見のやり取りや協働学習にも便利
5年4組の社会科の授業では、沖縄の文化について学んだ後、各自が興味を持ったものを選び、Teamsを使って新聞にまとめた。「新聞づくりは、調べたことをノートに書き写して終わりではなく、要点を拾い出してまとめるトレーニングにもなる」と担任の先生。
ある男子児童は、特に沖縄のイメージが強く感じられたという、シーサーとエイサーについて紹介(しょうかい)し、「みんなが知らなかったことも覚えてもらえるよう、どう書けば分かりやすいのか工夫した。最後に全体のまとめを書くのが難しかった」と話した。これに対し、ほかの児童からは「最初にどんなイメージなのかを伝えてくれて、説明が分かりやすかった」、「自分の考えと、調べたことを区別して言っていたので、とてもよかった」といった感想が出た。
学校の中だけでなく社会へ出た後も使える
6年の算数では、複雑な図形の面積を求めるため、各自のノートを写真にとってTeamsで共有し、より良い解き方を全員で話し合った。8年の理科では、実験の前に班ごとに仮説を立て、実験の方法を自分たちで考え、みんなの前で発表した。Teamsではファイルの共有もできるので、協働作業で資料をまとめることもできた。
Teamsは、文書作成用の「ワード」や、プレゼンテーション用の「パワーポイント」など、世の中で広く使われているさまざまなアプリと連携(れんけい)していることも強みの一つ。学校内だけでなく社会へ出たときも役立つため、キャリア教育にもつながる。先生にとっても、授業と事務作業の両方に同じアプリが使えるので効率が良いそうだ。

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