牛久市/ひたち野うしく小学校(2021年7月16日号)

地域の人材を生かした探究活動
総合的な学習で地域を知る

地域とともに学校づくりを進めるコミュニティ・スクールを実践(じっせん)している牛久市立ひたち野うしく小学校。地域を学び、地域を理解し、地域に貢献(こうけん)する子どもたちを育みたいと、総合的な学習の時間で地域を知る探究活動を行っている。地域の人をゲストティーチャーとして招き、話を聞き、意見を交わしながら学びを深めている。

「ふれあいまつり」で自分たちができること
3年生の総合的な学習の時間のテーマは「地域のきずなを深めよう」。10年前からひたち野うしく地区で毎年夏に行われている「ふれあいまつり」について調べ、自分たちも地域に積極的にかかわるにはどうしたらいいかを考えている。5月には、当初からまつりの運営にかかわっている地区社会福祉協議会の人をゲストティーチャーとして招き、まつりが始まった理由や準備などについて話を聞いた。子どもたちは熱心に耳をかたむけ、質問をしたり、自分たちは何ができるか意見を交かんしたりした。残念ながら昨年度に引き続き今年度もまつりは中止になってしまったが、「地域の交流の場にしたい」というまつりにこめられた思いを受け、その実現に向けて自分たちができることを、今後も地域の人たちとの話し合いを通して見つけていく予定だ。

郷土の先人に学び将来や生き方を考える
6年生はキャリア教育と結び付け、「郷土の先人に学び、自分の将来や生き方について語ろう」をテーマに学習に取り組んだ。牛久市の偉人(いじん)、小川芋銭、住井すゑ、木村安兵衛について牛久市文化芸術課の人に話を聞き、3人の人柄や生き方にふれ、自分の将来について考えるきっかけとなった。講話の途中では、偉人たちが困難や挫折(ざせつ)をどのように克服(こくふく)したかなどを友達同士で話し合う場面もあり、子どもたちからは「仲間の協力や自分の知恵で壁を乗り越えたことがわかった」などと感想がきかれた。今後は地域で働く多様な職業の人から話を聞く機会を設け、多くの人の生き方にふれながら、自分の夢や生き方についてほり下げていく予定だ。
また4年生は「ひたち野水辺公園をとことん知ろう」をテーマに学校近くの公園に実際に足を運んで歴史や魅力(みりょく)を調べ、5年生は「災害大国日本。そのときわたしは…」をテーマに地域の防災について学ぶなど、各学年が多方面から地域について理解を深めている。

「きく」ことを大事におたがいに学び合う
「共に学び、高め合い、誇(ほこ)りをもってたくましく歩む児童の育成」を教育目標にかかげる同小で大事にしているのが「きく」こと。先生や友達の話を目と耳と心で「聴(き)く」、自分で考え疑問がわいてきたら相手に「訊(き)く」。こうして「きき合い」ながら学び合う学習は、教科はもちろん総合的な学習でも生かされている。
「総合的な学習は、教科を横断して学んだ知識や技能を生かして実践(じっせん)する場。協働的な学びで考えを深め、将来を生きる力につなげてほしい」と副校長。コミュニティ・スクールとして地域の人たちに見守られながら、子どもたちの生きる力が育まれている。

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