つくば市/つくば市教育局(2021年9月3日号)

中学生がサーバー構築を体験
「インデペンデンス・サーバー・デイ」

7月29日(木)・30日(金)、「インデペンデンス・サーバー・デイ6」が開催(かいさい)され、IT技術に興味のある市内の中学生8人が参加した。1日目はつくば市総合教育研究所にて対面で行い、2日目はオンラインで自宅から参加。一人一台ずつ配布された超小型のコンピューターを使ってサーバーを構築し、ネットワーク環境(かんきょう)を整え、2日目は自宅からリモートでアクセスして、サーバー上にWebページを作って公開した。

一人一台のサーバーを構築
「未来の世界のITをリードする人材を育てること」を目的に、ITインフラに興味を持つ中学生にサーバー構築などの体験の機会を提供するために行われた今回の講習会。1日目は午前と午後の部に分かれ、それぞれ4人ずつ参加した。初めにセキュリティの専門家からサイバーセキュリティに関する講演があった。「IT技術は現代の魔法(まほう)使い」と例え、IT技術は世の中を豊かにする一方、犯罪にも使われる諸刃(もろは)の剣(つるぎ)であり、サイバー犯罪に対する認識をしっかりもって、IT技術を有効に使える人になってほしいと話した。
続いてインターネットサーバー構築に関する講義。一人一台ずつ小型のパソコンRaspberryPi3(ラズベリーパイ3)が配布され、パソコンの仕組みやOSの役割などについて学習。配布された固定グローバルIPアドレスでユーザー登録をし、コマンドを入力しながらそれぞれがサーバーを構築していった。筑波大学の情報科学を専門とする学生たちが講師を務め、分からない生徒には個別に対応し、だれもがスムーズに作業を進めることができた。
サーバーが作れたら次はネットワークを設定。各自で持ってきたノートパソコンとつないで遠隔(えんかく)操作の実習を行い、自分のパソコンから操作できることを確認して1日目の講義を終えた。

オンラインで受講しWebページを公開
2日目はオンラインで開催され、それぞれ自宅から参加した。午前中はセキュリティに関する講義。公開サーバーにはどのような危険があるのかを知り、悪用されないための対策や攻撃(こうげき)法について学んだ。午後は実習としてWebページを制作。「HTML」の基本的な書き方を学び、自己紹介(しょうかい)などを自分のサーバー上に公開した。

サーバーを活用してIT技術を深めてほしい
参加者はこれからもインターネット経由で、自分のサーバーに遠隔ログインすることができ、サーバー構築や運用を長期間にわたって楽しむことができる。最後に運営委員長は「なるべくたくさんラズベリーパイで遊んでほしい。学んだことをもとに、楽しみながらあれこれ動かすことで今回の講義は完成する。興味をもってIT技術を習得していってほしい」と参加者たちに語りかけた。
講義を終え、並木中等1年の男子生徒は「サーバーにさわってみたかったので参加した。パソコンを使って今までにないような物を作れるようになりたい」と満足そうに話した。また同研究所の学校ICT指導員の先生は、「サーバーの構築やサービスの運営などは、ふだんはできない貴重な体験。パソコンやネットワークの仕組みや原理をきちんと理解し、IT技術を生かして生活を豊かにできるような人になってほしい」と未来のIT技術者に期待を寄せた。

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