土浦市/上大津東小学校(2021年10月1日号)

児童の学校生活、積極的に発信
子ども主役の学校づくり目指す

土浦市立上大津東小学校が目指すのは児童が主役の学校づくり。子どもたちの日常やがんばる姿を知ってもらおうと、ホームページや学校だよりでの情報発信に力を入れ、保護者からも好評だ。また子どもたちの自己有用感を育みたいと、行事では子どもたちの主体性を大切にし、一人ひとりの良さを認めて育てる教育に力を注ぐ。

子どもにフォーカス
日常やがんばり伝える
積極的な情報発信は、コロナ禍(か)で学校への立ち入りが制限される中、少しでも保護者らに子どもたちの学校生活を身近に感じてもらうことがねらい。ほぼ毎日ホームページを更新(こうしん)して、子どもたちのなにげない日常や、授業や行事でがんばる姿を写真や動画で紹介(しょうかい)する。
例えば7月には校長が3・4年生を対象に行った理科の特別授業を動画共有サービスのユーチューブを使って配信。子どもたちが空高く飛ぶペットボトルロケットにかん声を上げたり、風の力で進むホバークラフトに乗りこみ目を丸くしたりするなど楽しく学ぶ様子を伝えている。
また保護者だけでなく地域住民にも配布する月1回の学校だよりも子どもたちの生き生きした姿をのせ、地域と学校のかけ橋となっている。積極的な情報発信は保護者にも好評で、先日のアンケートでは96パーセントの保護者が肯定(こうてい)的に評価するなど喜ばれている。

主体性を育てる学校行事
行事でも子どもたちが中心となって進めることを大切にする。年度初めに5・6年生の代表委員が主体となって企画(きかく)した1年生を迎(むか)える会では、6年生が1年生を連れて花のアーチをくぐり、2年生が朝顔の種をプレゼント、全校児童がグラウンドでソーシャルディスタンスをとりながら心をこめて校歌を歌った。企画から当日の進行まで先生がほとんど指示することなく、子どもたち一人ひとりが自覚を持って役割を立派に果たし、緊張(きんちょう)気味だった1年生も笑顔になった。教頭は「大成功の裏には、高学年が低学年のめんどうを見る伝統がある。この学校文化を受けつぎながら、さまざまな機会を通じて子どもたちの主体性を一層育んでいきたい」と話す。

一人ひとりの良さ認め自己有用感を育む
同小の学校経営の理念の一つに、子どもの良さを認めて育てることがある。そこには子どもの中に他者とのかかわりの中で自分の価値を認識する「自己有用感」を育み、子どもたちの自信を育てたいという思いがある。そのために先生が心がけるのは、一人ひとりの長所を認め、子ども同士がおたがいを尊重し合うふん囲気をつくること。教頭は「子どもは認められることでがんばれる。さらに同じ立場の子ども同士が教え合うことで相乗効果が生まれる。できる子ができない子に教えるだけでなく、できない子ができる子に『教えて』といえる子ども主体の授業づくりを進め、学びを支えていきたい」と力をこめる。

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