牛久市/牛久小学校(2021年10月1日号)

タブレット初心者の1年生を
4年生が優しくサポート

「豊かなかかわりを通して自己を高め、互(たが)いに学び合い未来に輝く児童の育成」を教育目標にかかげる牛久市立牛久小学校では、人と人とのかかわり合いを大切にし、さまざまな異学年交流の場を設けている。6月には4年生が、初めてタブレット端末(たんまつ)にふれる1年生に使い方を教え、楽しく交流することができた。

自分でできるように声かけを工夫
GIGAスクール構想により、一人に一台ずつ配付されているタブレット端末。中・高学年では調べ学習や問題練習などに活用されているが、1年生はふれたことがない子がほとんどだった。そこで初めてタブレット端末を使う1年生に4年生が先生役となり、マンツーマンで基本的な操作(そうさ)を教えた。
電源を入れるところから始まり、メモを見ながらIDやパスワードを入力。ログインができたら学習アプリを起動させて、計算問題に取り組み、ログアウトの方法までを教えた。1年生はアルファベットも分からないため、キーボードから1文字ずついっしょに探してあげたり、タッチパネルのふれ方などを教えてあげたりするなど、マンツーマンで優しくていねいに教える姿が見られた。
4年生担任の先生は「4年生はできない1年生に『もう1回やってごらん』『ここをおしてごらん』など、自分でできるように声かけをしていた。やってあげるのではなく、自分でできるようにうながしていたところがすばらしかった」と称えた。学習アプリを使った算数の問題でも、答えを教えず、ヒントや考え方を示していたという。
自己紹介(しょうかい)から始まり、最初は緊張(きんちょう)していた1年生も、4年生のお兄さん、お姉さんに優しく教えてもらっているうちに「楽しかった」と笑顔に。4年生も「教えられてよかった」「できるようになってくれてうれしかった」と1年生との交流を楽しんだ。

心の成長をうながす異学年の交流
同小ではほかにも、1・2年生の体力テストを5・6年生が手伝ったり、6年生が1年生にそうじの仕方を教えたりするなど、異学年で交流している。また1年生はお世話になった6年生を訪問して感謝の気持ちをこめて手作りのしおりをプレゼントし、心温まる交流となった。
「異なる学年の子とかかわることで、高学年は上級生としての意識をもち、自立心を高めて成長し、下級生は上級生に感謝の気持ちや将来の目標をもつことができる」と校長。コロナ禍(か)で対面でのふれ合いが難しい今だからこそ、手紙やメッセージなどを通して心の交流も図っている。同学年の子ども同士では得られない体験を通して、成長していく子どもたちを先生たちが温かく見守っている。

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