守谷市/御所ケ丘小学校(2021年10月29日号)

顔の見えるオンライン授業で
休業中も学びを止めずに楽しく学習

新型コロナウイルス感染拡大にともなう緊急(きんきゅう)事態宣言下で、県内の多くの小学校が休業となった夏休み明け。その中で一早く8月25日(水)からオンライン授業を開始したのが、市内の全小中学校でポータルサイトを立ち上げている守谷市。守谷市立御所ケ丘小学校でもZoom(テレビ会議システム)を使って双方向(そうほうこう)による授業を行い、学びを止めることなくスムーズに休業期間を過ごすことができた。

子どもたち同士も交流しながら学ぶ
6年生の国語の授業。教室の大きな電子黒板に子どもたち一人ひとりの顔が映し出され、先生は子どもたちの様子を見ながらパソコンのカメラに向かって授業を進める。全学年2クラスずつの同小では、オンライン授業はクラス合同で学年ごとに行った。二人の先生で手分けできるためパソコンの操作もスムーズで、子どもたちもオンライン授業にすっかり慣れた様子だ。先生が質問をすると、子どもたちはリアクション機能を使って「挙手」をし、指されるとマイクをオンにして発表する。画面ごしながら、その様子は教室での授業風景と変わらない。
この日の学習のテーマは住んでいる地域の良いところと改善したいところを考えること。全員で学習した後はブレイクアウトルームの機能を使い、数人ずつのグループに分かれて話し合いを行い。最後にグループごとに出た意見を発表して45分の授業は終了(しゅうりょう)した。

オンラインならではのメリットと課題
オンライン授業では登校が難しい子も参加できるため出席率はほぼ100パーセント。ふだんの授業では発言しづらい子も、チャット機能を使って意見を言えるなどのメリットもあった。また音楽や図工、体育などの実技教科も行い、学校では音を出せないリコーダーをみんなで合奏したり、合唱したりすることもできた。
一方で6年生担任の先生は、「画面ごしでは手元が見えないため、きちんとノートをとっているか、理解しているかを把握(はあく)しづらい。分からない子に個別に対応できないのがもどかしい」と話した。授業の終わりに復習をかねた「ふり返りシート」を提出してもらっているが、理解度を計ることは難しいという。また子どもたちからは「ほかのクラスと交流できて楽しい」「タイピングが速くなった」などという声が聞かれたが、「早く学校に行きたい」とみんなが口をそろえた。

ICTを活用して学びを止めない工夫
守谷市ではこれまでもICT(情報通信技術)を積極的に活用し、オンラインでの授業参観やオンライン集会なども行ってきた。6月に行ったいじめ防止を目的とした「なかよし集会」でも、スタジオで代表者が発表を行い、各教室で全校児童が視聴(しちょう)した。
本格的なオンライン授業は今回が初めてだったが、先生たちも研修を重ね、動画や「いばらきオンラインスタディ」を活用したり、子どもたち同士を交流させたりして、あきずに楽しく学習できるよう工夫したという。
「学校が休みになっても学びを止めないことが大事」と校長。「これからを生きる子どもたちは変化に向き合い、時代に対応し、人と話し合って協働でより良いものを創り出していける力が求められる。初めてオンライン授業を体験し、自分たちで学ぶ姿勢が身に付き、良い経験になったと思う」と話し、「デジタルを一つの手段として、学校としても何があっても対応できるようにしていきたい」と語った。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA