つくば市/高崎学園(2021年10月29日号)

心を育むボランティア活動
みんなの力できれいな学校に

つくば市立高崎学園が5年前から取り組む「心みがき隊」は、みんなで校庭の落ち葉そうじや花だんの草取りなどをして、自分たちの学校をきれいにしようという活動。ろう下の張り紙には、去年活動に参加した児童約300人の名前を書いた花びらの形の紙が、画面いっぱいに咲(さ)いている。

みんなではげんだ校舎裏の落ち葉集め
落ち葉が増える今の季節、茎崎一小では休み時間に週2回、心みがき隊の活動が行われている。10月6日(水)の業間休みには5・6年生のボランティア委員と3・4年生の有志が校舎裏に集まった。地面が見えないほど降り積もった落ち葉をほうきではいたり、軍手をはめた手でかかえて運んだり、ごみぶくろに集めたりして、わずか15分間で見ちがえるようになった。
参加した児童からは「ごちゃごちゃしてきたなかったのが、すっきりした」「きれいになってうれしかった」などの感想。委員からは「呼びかけに応じてたくさんの人が集まってがんばってくれた」、「みんな積極的に協力してくれてうれしかった」、「落ち葉集めが終わったら、次はシイの木(樹齢数百年と言われる学校のシンボル)の周りなどもきれいにしたい」との声が上がった。

異学年交流を通じて子どもたちの成長も
この活動には、異学年交流によって高学年が低学年のめんどうを見たり、低学年が高学年のやり方を見て学ぶといった良さもある。
「大勢が参加する活動なので、スムーズに作業できるよう、とりまとめをする人も必要。みんなを並ばせて説明したり、用具を配ったり、落ち葉でいっぱいになったふくろの口をしばってあげたりなど、いま何が必要なのか自分で判断し、行動に移せるようになった」と、生徒指導担当の先生。
子どもたちの人間的な成長も見られ、去年の6年生の一人は卒業文集などで次のように感想を述べている。
「最初は、休み時間がなくなっていやだなという気持ちもあった。でも、やっていくうちに活動の楽しさや、人の役に立つことのうれしさを感じられるようになり、やってよかったと思った」

身近なお手伝いが社会貢献にもなる
心みがき隊の活動のはげみになっているのが「ふれあいボランティアパスポート」だ。活動に参加するごとに、パスポートにはスタンプがおされる。スタンプがたまったら、ワクチンで子どもの命を救う、発展途上(とじょう)国に学校をつくる、野生動物や自然を守る─などの社会貢献(こうけん)活動の中から、自分が大切だと思うものを支援(しえん)することができる。
「小さな取り組みがつみ重なり、世界的な活動につながってうれしい。これからは身近なお手伝いもしていきたい」と、パスポートのふり返り欄(らん)に書いた子もいる。
「地球や世界のために、私たちに直接できることは多くない。だがボランティアパスポートの活用により、実際に困っている人の役に立つことができ、子どもたちの自信や自己肯定(こうてい)感も高まっている」と、先生は話している。

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