龍ケ崎市/城ノ内小学校(2021年11月19日号)

コロナ禍の自宅学習期間に自作動画とライブ授業を活用

龍ケ崎市立城ノ内小学校では、夏休み明けからの休校期間中を、担任の先生たちの自作動画でのオンライン学習と、双方向(そうほうこう)通信でのライブ授業を併用(へいよう)して乗りこえた。時間を選ばず見られ、一時停止や後もどりして復習できる動画の良さと、子どもたちの意欲が高まるライブ授業の良さが共に生き、実りあるものとなった。

児童や保護者に好評
先生方の手作り動画
動画視聴(しちょう)型のオンライン学習では、いばらきオンラインスタディなどのほか、自作動画も数多く配信された。先生自身が児童に話しかけ、より分かりやすく親しみやすく学べるものにしようと、主要教科のほか音楽や体育など、1日10本以上の動画が作成された。
例えば、5年担任の先生による算数の動画では、「パイ8個とクッキー12個を余りなく均等に分けよう」という公約数の問題に対し、お皿が2枚のときや3枚のときなどの分け方を一つひとつ画像で見せ、視覚的に説明した。3年担任の先生の理科の動画では、児童が学校で育てた植物の写真を見せ、観察して気付いたことを挙げたり、絵をかいたりしてみようと呼びかけた。

動画と双方向を併用
意外なうれしい効果
休校期間の後半は、双方向型のライブ授業を全学年で行った。先生や友達の様子が見え、みんなで学べて楽しいと、児童の反応も良かった。ただし家庭のネット環境(かんきょう)などにより、ライブ授業に参加できない子もいたため、家族の帰宅後などに同じ内容を見られるよう、動画の制作はその後も続けた。
すると思わぬ効果もあった。ライブ授業で気になる部分があった子が、後で動画で復習して理解を深めることができた。また、それまでなかなか学校に来られなかった子が、オンライン学習やライブ授業を通じて学校の楽しさを思い出し、その後は登校回数が増えたりもした。

学校が再開した後も成果を授業に活用
動画作成やライブ授業は、多くの先生にとって初めての経験で負担も大きかったが、いろいろ試すうちに慣れてきて、ICT(情報通信技術)への苦手意識をなくす良い機会になったという。
また、子どもたちのICTスキル向上の効果も大きく、現在の対面授業にも役立っているという。「ICTにはいろんな便利なツールがあるが、いままでは使いたくても操作に時間がかかり、あきらめていたことも多かった。だがオンラインを経たことで、子どもたちのチャレンジのはばが広がった」と先生。今は毎時間、さまざまなツールを使いながら、より分かりやすく深い授業を実現できているそうだ。

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