私たちが生活している茨城県を北限として、本州、四国、九州の、主に海岸に近い林の中でふつうに見かける一年中緑の葉をつけたままでいる植物です。11月から12月にかけて、小さな白い花をたくさん球形につけ、年が明けてから黒く熟します。名前は、葉っぱが八つ前後に裂けることから、ヤツデ(八つ手)と名づけられました。庭でもよく栽培(さいばい)されますが、うす暗いところを好むので、たいてい日陰のところに植えられています。

協力:筑波実験植物園
岩科 司