陶枕は陶器でできた枕(まくら)です。陶器の感触(かんしょく)がひんやりと冷たいので、夏の昼寝(ひるね)用に使われていました。ちょうど頭を置く部分がへこんでいるため、かたくてもあまり痛みを感じません。左右の側面には、中に熱がこもらないよう穴が開いています。真ん中に書かれた「厚生(右から左に読みます)」という言葉には、「体を健康に保つ」という意味があります。陶枕にはさまざまな形やデザインがありますが、このように人々の祈(いの)りがこめられた縁起(えんぎ)の良い言葉が書かれたものも数多くありました。

陶枕

協力:龍ケ崎市歴史民俗資料館

常陽小学生新聞2020年9月4日発行号